画像出典:Marufish / DSC_0093 (from Flickr, CC BY 2.0)

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名古屋と言えば手羽先や味噌カツ、味噌煮込みうどんといったグルメが有名だ。「ふるさと納税」に対する返礼品も、どんな豪華なグルメだろうと期待してしまうが、予想に反してさびしいようだ。ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」で確認できる名古屋市の返礼品のラインアップは、なかなか渋いものが並んでいる。

見返りがあまりにも淋しすぎる名古屋市ふるさと納税


『中央公論』(中央公論新社)3月号の「ふるさと納税の本末転倒」特集によると、2015年度の「ふるさと納税」の収支で、名古屋市は全国の市区町村でワースト2位だった。そのことを知ったのかあるTwitterユーザーが2月27日、名古屋市ふるさと納税に関する内容を投稿。返礼品の内容に対して「恐ろしく魅力無い」と綴っている。




どのようなものがあるかというと、まず板に自身の名前を書くことができる権利。名古屋城の本丸御殿を復元する取り組みに1口3,000円で寄付すると、名古屋城本丸御殿の柿(こけら)板と呼ばれる屋根葺きの板に自分の住所と名前を書くことができる。寄付金額が上がるともらえるのは、募金の証明書(1万円の寄付)や本丸御殿の芳名板へ住所氏名の記入と記念証(5万円の寄付)になる。
これには「いらねえ〜〜〜〜〜〜」「なぜ名古屋コーチンプリンフルセットとかに出来なかったのか」というツイートも寄せられている。

ほかにも「なごや市バス・地下鉄応援寄附金」に寄付するともらえる、オリジナルピンバッジ1個とオリジナルDVD1巻のセットなどがあるが、なかなか通好みな内容だ。「なごやの水源・木曽三川流域連携事業寄附金」に1万円以上寄付すると木曽三川流域の特産品がひとつもらえるが、「ふるさとチョイス」上では中身を確認できない。名古屋市上下水道局のページまで行く必要がある。

返礼品ではなく名古屋市自体に魅力がない?


実は名古屋市、返礼品だけでなく市自体の魅力も低い。2016年6月1日〜6日に名古屋市観光文化交流局が行った国内主要8都市の魅力度調査によると、「最も魅力的な都市」という質問で名古屋市は最下位の3%だった。各都市を買い物や遊びで訪れたいかという質問でも、他都市に比べて圧倒的に低い評価となっており、不名誉ながら“最も魅力のない都市”という称号を得てしまった。この結果に対して名古屋市民の追加調査では、約8割の人が「当然だと思う」「残念だが仕方がない」と回答している。