フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」(25日放送分)では、元プロレスラー・小橋建太氏がゲスト出演。「○○だけで30分 ラリアット編」として、伝来から40年と言われるプロレスの必殺技の一つ、ラリアットを特集した。

ラリアットの元祖と言われる、スタン・ハンセン氏のウエスタンラリアットを初めて喰らった時のことを「ノビましたね」と答えた小橋氏は、「それ以来、試合でも喰らいますし、セコンドで乱闘になる。メインイベントとか。若手でセコンドについてます。僕はハンセンを止めに行く。そしたらバーンと潰されて。皆ハンセン行くの嫌なんです」と振り返った。

そんな小橋氏は、ラリアットを使うきっかけを「僕は試合でもやられ、セコンドについてもやられ、(ラリアットを)日本一やられている自負があるので本当は人の技なのであんまり使うというのは(ない)。でも僕にはハンセンにそれだけやられたので使う権利がある」とキッパリ。

その練習方法については、「鉄柱にやりました。鉄柱は動かないので、鉄柱を動かすつもりで。鉄柱にガードを巻いて自分のところ(腕)にもガードを巻いて強く打てるように。で、だんだん少なくして感触がもっと伝わるように打ちました」という。

また、ビビる大木が「ラリアットの威力はすごいけど、タイミングさえ合えばかわせるんじゃないか?」と切り出すと、番組では天龍源一郎氏のコメントを紹介した。

「避けちゃう気持ちになることはない?」と訊かれた天龍氏は、「俺はなかった。プロレスって結局は男と男のせめぎあい。そうすると避けて勝ったり、技をすかすと相手のレスラーがあいつはチキンだとかビビりだとか(と言われる)」とまくし立てると、「鍛練しておくと10回に1回くらいは返せる。首が太くなった。己を見るから段々自分に自信がついてくる。(対戦相手の)得意技は俺の場合は逃げようなんて思ったことない」と語っている。