28日午前3時の台風10号の位置と5日間進路予想。

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非常に強い台風10号は、30日にかけて東日本から北日本に接近し、上陸するおそれがあります。今の所、関東に接近、東北に上陸するというおそれが最も高いとみています。この進路をたどれば、関東では荒れた天気になり、北日本は大荒れの天気になります。ただ、進路には幅があるため、いつどこで大荒れの天気になるか、警戒が必要になるかは、決めつけずに台風への備えをして下さい。

湿った空気が流れ込む東海や伊豆諸島、小笠原諸島では、きょうから雨風ともに非常に強まる所がある見込みで、土砂災害や川の増水、高波などに警戒が必要となります。

また、上空の寒気の影響で、西日本ではきょう28日からあさって30日にかけて大気の状態が非常に不安定になります。局地的には非常に激しい雨の降るおそれがあり、こちらも低い土地の浸水や土砂災害などに警戒が必要です。

(気象予報士・長谷部 愛)