ハリルホジッチ、マルセイユ入りが噂される宇佐美に「技術面は問題ないが、フィジカル面で苦労するかも」

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▽G大阪に所属する日本代表FW宇佐美貴史(23)の去就が騒がしくなりつつある。フランス『Le Phoceen』は17日、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督の宇佐美に関するコメントとともに、マルセイユ行きの噂を報じている。

▽2013年の夏にG大阪へ復帰後、ゴールスコアラーとして目覚しい活躍を見せる宇佐美には現在、シュツットガルトやブレーメンのほか、マルセイユも興味を示しているものとみられており、今冬の移籍市場で欧州への再挑戦が噂されている。『Le Phoceen』によれば、宇佐美の争奪戦は250万ユーロ(約3億3000万円)程度で展開される可能性があるようだ。

▽自身が日本代表の指揮官に就任して以来、宇佐美を全試合で起用し続けるハリルホジッチ監督は、『Le Phoceen』のインタビューで「私には彼の行き先がどこになるのか見当がつかないが、彼が優秀なプレーヤーであり、素晴らしいクオリティの持ち主だ」と宇佐美の能力に太鼓判を押している。

▽しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナ人指揮官は、懸念材料として「技術面は問題ないが、フィジカル面で苦労するかもしれない。Jリーグよりも、フィジカル面が重視されるからね」ともコメントしており、肉体面を強化していく必要性を説いている。

▽宇佐美の移籍先として浮上したマルセイユは、かつて元日本代表MF中田浩二もプレー。これまでリーグ・アン優勝9回を誇るフランスの名門で、過去には元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバや、元フランス代表FWエリック・カントナ氏、元フランス代表MFフランク・リベリ(現バイエルン)など、錚々たる顔ぶれが在籍していた。