ジョゼ・モウリーニョ監督は、その都度攻撃に出る。まだプレミアリーグは始まっていないが、モウリーニョ監督は過去にも口にしたコンセプトに触れている。ほかのクラブは好きなだけ買っているが、チェルシーは違うというコンセプトだ。

アメリカツアー中のモウリーニョ監督は、フレンドリーマッチのパリ・サンジェルマン戦で勝利を収めた試合後、次のように述べている。

「(ロマン・)アブラモビッチがチェルシーに来たとき、チェルシーはタイトルを買っていると言われていた。今は、彼らがタイトルを買っているところだ。彼らみんながね。大きな投資をしなくても強くあり、彼らを倒して、再び勝利を目指せるかどうかは、我々次第だ」

モウリーニョ監督が言っているのは、どのクラブのことだろうか。マンチェスターの2クラブ、シティとユナイテッドだ。そしてリヴァプールだろう。

マンCは6900万ユーロ(約93億7000万円)でラヒーム・スターリングを獲得し、マンUはメンフィス・デパイ、マッテオ・ダルミアン、バスティアン・シュバインシュタイガー、モルガン・シュナイデルランと次々に獲得。リヴァプールもロベルト・フィルミーノとクリスティアン・ベンテケに8600万ユーロ(約116億8000万円)を費やした。

一方で、チェルシーはアスミル・ベゴビッチを除き、ラダメル・ファルカオをレンタルで獲得しただけだ。