大画面・高解像度・高画質カメラのスマホは熱中症に注意？人間以上に気を付けようスマホの熱中症対策
いや、むしろ、人間以上にIT機器には注意が必要だ。
ノートパソコンの発熱対策をしている人は多いと思うが、最近の大画面、高解像度のスマホは、これまで以上に熱対策が必要になっている。
●高画質カメラ、長時間のネット利用、急速充電が、スマホを発熱させる
高性能化が進む今のスマホは、ノートPCと同じくらい発熱対策が必要になっている。
１ 高画質カメラが発熱 撮影不可に？
今やスマホのカメラは1300万画素を超える機種も当たり前となってきた。撮影機能もデジカメと同様の画像エンジンを搭載するなどデジカメに劣らない簡単、キレイな写真が撮れる。その一方で、カメラ撮影時の発熱量が大きくなっている。通常撮影でも、連続撮影を続けたり、フラッシュを多用したりすれば、発熱によりカメラアプリが終了し、本体の温度が下がるまで撮影できないというケースもある。
それが、炎天下や夏日での撮影ともなれば、なおさらである。
2 高解像化がスマホを発熱させる
最近のスマホは、HD画面以上の高解像度に対応した機種も増えてきた。こうした機種では、画面表示を行うグラフィックチップも強化されている。パソコンもそうだが、発熱原因はCPUや液晶だけではない、グラフィックチップの発熱量が大きいのだ。
大画面のスマホは、それだけでも発熱が大きいのに加えて、高解像度化によりさらに熱を持ちやすいのだ。
3 急速充電はよいけど、スマホが熱い
最近の大画面スマホにはバ大容量のバッテリーが搭載されている。この大容量バッテリーを素早く充電できるのが急速充電機能だ。しかし、これも、急速充電すれば、発熱も大きくなる。外出先でバッテリーが減って、モバイルバッテリーで急速充電したはいいけどスマホ本体が発熱しすぎてというケースもある。
こうしたケースに加えて。大画面で映画・ドラマやゲーム、HD動画撮影、常時ネット接続のFacebookなどのSNS利用は、バッテリーを消費し、スマホをガンガン発熱させるのだ。
特に夏場は熱がこもりやすく、炎天下で利用などすると、たちまちスマホが“熱中症”になってしまう。
また、バッテリー残量が減ったからといって、充電しながらゲームやSNSを利用するのも、充電中はスマホがどんどん発熱する。
スマホの本体温度が限度良を超えると、強制的にアプリを停止されては本末転倒だ。
また、スマホ本体の発熱は、故障の原因になるので、スマホが熱くなってきたと感じたら、すみやかに対策を取ろう。
●スマホが熱くなったら休息して冷まそう
スマホの熱中症対策としては、シンプルな方法だが、スマホの使用を停止することが一番だ。
実は、いったん電源をオフするのが最も早くスマホの温度を下げることができる。
また、スマホケースを使っている場合は、ケースを外すのも良い方法だ、
こうすれば、わずかな時間で温度を下げ、再度、電源オンで使うことができる。
充電する場合も、スマホの電源をオフして行うとよい。
スマホが故障してから後悔しても遅い。
人間の「小まめに水分補給」「激しい運動は控える」と同様に、スマホが熱くなりすぎる前に、温度を下げる使い方が重要だ。移動中は機内モードにしてネット接続を切るのも効果がある。
