厚生労働省の「認知症有病率等調査」によると、2013年時点で65歳以上の認知症有病率は15%、全国に約462万人と推計されている。またその予備軍は約400万人いるといわれており、今や「国民病」とまでいわれ始めた。認知症の症状などについては徐々に知られつつあるが、その介護の実態、費用面についてはあまり語られていない。ここではそんな知られざる認知症罹患者の病状進行の実態、日々の介護とそのコスト面について述べてい