綱取りのかかった大事な場所で、いきなり初日につまづいた稀勢の里。その瞬間、国技館の観客席はもとより、「どぶ」からも溜め息が漏れたとか。あ、「どぶ」というのは大相撲隠語で「記者席」のこと。席に備えられた取材用の机が、足を入れられるように掘り下げられているため、その部分を「どぶ」に見立てたと言われています……という知識まで仕入れることができるのが今回紹介する書籍『大相撲あるある』。数多ある「“あるある