ジュゼッペ・トルナトーレは『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)の脚本家で監督だ。『みんな元気』(1990。舞城王太郎の『みんな元気。』[新潮文庫・Kindle版]はここから取ったのかな?)は、最後のほうちょっと泣けて、いっしょに行った人に恥ずかしかったなー。そのトルナトーレが『鑑定士と顔のない依頼人』(柱本元彦訳、人文書院)という小説を書いた。『鑑定士と顔のない依頼人』というのは、監督の映画のほうの最新作