イオンは下期(2月期)、値頃感の打ち出しを強化していくほか、中長期を見据えて事業構造を抜本的に改革する。消費者の価格感度の高まりによる食品の需要低迷を受けた動き。上期、主力の小売事業は客数を確保して増収となったものの、コストアップを吸収し切れず減益となった。10月9日、上期決算説明会に臨んだ吉田昭夫社長は「前年度グループ全体の業績を牽引した小売事業が今期一転して悪化した。足元では完全にインフレが定着し