長生きできても生活のランクが落ちたり介護施設に入ったりしたくないという考えがある。心理学者の権藤恭之さんは「100歳以上の高齢者に会って話を聞くと、幸福感を得るためには、あるがままの状態を受け入れることが大事だとわかる。ある100歳の女性は、かつてはぜいたくな暮らしをしていたが、現在は月3000円のおこづかいで満足していると語った」という――。※本稿は権藤恭之『100歳は世界をどう見ているのか』(ポプラ新書)