真田昌幸の甲冑(写真: 清十郎/PIXTA)今年の大河ドラマ『どうする家康』は、徳川家康が主人公。主役を松本潤さんが務めている。今回は羽柴秀吉が台頭する中で生じた、徳川家康と真田昌幸の軋轢と、両軍の戦いを解説する。天正12年(1584)3月、家康は織田信雄(信長次男)と結び、秀吉と戦をする。小牧・長久手の戦いである(詳細は、「小牧長久手の戦い」家康が秀吉と対立深めた真意を参照)。当初は秀吉軍が優勢であったが、時