緊急事態宣言が解除され、日経平均株価もコロナショック以前の水準まで回復しつつある。だが油断はできない。大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは「新型コロナショックとリーマンショックを比較すると、今回のほうが質的にはるかに悪性の不況だ。それには4つの理由がある」と指摘する――。※本稿は、熊谷亮丸著『ポストコロナの経済学8つの構造変化のなかで日本人はどう生きるべきか?』(日経BP)の一部を加筆・再編集した