「#MeToo」を合言葉に、世界各地でセクハラに対する問題意識が高まっている。同時にこの運動は、被害者がバッシングされがちなことを改めて浮き彫りにした。背景事情を踏まえずに、「そんな時間帯にノコノコ出かけていくのが悪い」「二人きりになったのだから、同意があったはず」などと、まず被害者の落ち度を指摘する人も少なくない。法律の世界でもこの傾向はある。「残念ながら、勇気を持って提訴した被害者に対し、追い打ちを