前大阪市長の橋下徹氏が、有田芳生参院議員から名誉を傷つけられ、精神的な苦痛を受けたとして、慰謝料を求めていた訴訟で、大阪地裁は8月8日、橋下氏側の請求を棄却する判決を言い渡した。有田氏側の代理人をつとめた神原元弁護士によると、「危険の引き受けの法理」とよばれる考え方が、名誉毀損の分野で適用された初めての判決だという。はたして、どのような考え方なのだろうか。●有田氏「1回だけ出演して降板させられた腹い