テレビなどでデザイナーズマンションなどが紹介されているのを見ると、「こんなところに住んでみたい」とあこがれる一方、「なんだか生活感がない。肝心の住み心地はどうなんだろう」とも感じてしまう。建築家の作家性を大切にするあまり、住む人がおざなりにされるケースは案外珍しくないのかもしれない。『夢を叶えるデザイン住宅の建て方』(幻冬舎刊)はこうした住宅・建築業界が抱える様々な問題を浮き彫りにする。今回は、著者