8日に行われたEURO2016予選、オーストリア対スウェーデンの一戦で、スウェーデンFWズラタン・イブラヒモビッチがオーストリアDFダビド・アルバにひじ打ちを見舞ったことが話題となっている。

先週のエストニアとの国際親善試合で、スウェーデン代表の最多得点記録を更新したイブラヒモビッチは、この日の試合でFKから同点弾をアシスト。試合は1−1のドローに終わった。

だが、イブラヒモビッチは前半20分、ボールを守ろうとした際にアラバにひじ打ちを見舞った。試合後、イブラヒモビッチをマークしていたオーストリアのアレクサンダル・ドラゴビッチは、「彼は苛立っていた」とコメント。「ただ、僕らじゃなく、チームメートに怒っていたね」と述べている。

とはいえ、開始20分で気持ちが切れてしまうことはなかなかないだろう。本能的にやってしまったのかもしれない。PKで先制点も決めていたアラバは、試合後に騒動となることを避けた。だが、イブラヒモビッチ本人は「40試合の出場停止にしてみなよ」とコメントしている。

もちろん、それだけの厳罰処分になることはないだろう。また、映像判定が採用される可能性も低い。主審はイブラヒモビッチにイエローカードも出さず、呼びつけて口頭で注意するだけにとどめた。おそらくは問題のシーン(いずれにしてもやり過ぎということはない)に気づいていなかったのだろう。そして1分後のファウルでイブラヒモビッチにイエローカードを出している。