中国メディアの騰訊数碼は14日、日本を訪れる中国人観光客が大人買いすることで知られる「電気炊飯器」について紹介する記事を掲載した。(写真は騰訊数碼の14日付報道の画面キャプチャ)

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 中国メディアの騰訊数碼は14日、日本を訪れる中国人観光客が“大人買い”することで知られる「電気炊飯器」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本を訪れる中国人観光客は「友人に頼まれたなどといった理由で日本で売られている電気炊飯器をお土産として購入している」と伝え、中国人の間で電気炊飯器が人気を集めている理由として「品質が高い」、「機能が豊富」、「ご飯が美味しく炊ける」といったものが挙げられると紹介した。

 一方で、日本で売られている電気炊飯器は「とても高価」だとし、中国で販売されている電気炊飯器と比較し「使っている材質からして違う」と指摘。さらにメーカーごとに材質はことなり、その例として「象印の一部の電気炊飯器では内釜として日本ではとても有名な南部鉄器を使用しており、熱効率が高く、ご飯が美味しく炊きあがる」と紹介した。

 さらに、中国国内で販売されている一般の電気炊飯器は特徴のない金属で内釜が造られていると紹介、「南部鉄器を使用している象印の電気炊飯器と値段が違うのも仕方がない」と伝えた。

 また記事は、日本で売られている電気炊飯器は「栄養を損なわず、できるだけ短時間でおいしく炊き上げること」を最終的な目的としているとし、その目的を実現するためにさまざまな機能が搭載され、最新技術が採用されていることを紹介、「日本で販売されている電気炊飯器は極めて優秀だ」と論じた。

 一方で記事は、「確かに日本の電気炊飯器で炊いたご飯はとてもおいしいが、中国国内の電気炊飯器とそれほど大きな違いが出るものではなく、さらに白米の質も日本と中国では違う」と主張、日本で炊飯器を購入するのはお金に余裕がある場合で良いのではないかとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(写真は騰訊数碼の14日付報道の画面キャプチャ)