iPhoneで東京上空散歩を楽しむ!Googleマップを超えた楽しさApple Map Flyover

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現在のiOS7の1つ前のiOS6でiPhoneの標準地図アプリがアップル製となったときには、「パチンコガンダム駅」のように、わけのわからない地名が表示されるなど、さんざんな出来だった。その後、アップデートが繰り返されてきたが、多くのユーザーは再リリースされたGoogle Mapsをメインで使うようになっていた。

そんな時代もようやく終わりを遂げるかもしれない。

●東京の都心部が見られる!Appleらしい地図アプリを実現するFlyover 
iOS8の登場に期待が集まる中、その前に、Apple Mapは着々と性能をアップしている。Apple Mapの目玉機能の1つであった、Flyoverもその1つ。これまで、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シドニーなど一部の大都市のみの対応だったが、6月より東京の都心部も見られるようになった。説明はともかく、まずはそのイメージを見てみよう。


・新宿駅周辺



・スカイツリー



・東京タワー



・国会議事堂


空から見る新宿ビル群は圧巻だし、スカイツリーはまるでiPhoneから飛び出してきそうな勢いだ。そして、国会議事堂の目の前に降り立つこともできる。

表示するには、「i」ボタンから「航空写真」を選択し、立体のアイコンをタップする。2本指で触れて回転できるし、ピンチアウトで拡大も可能だ。

●Google マップより視認性や操作性は上だが、まだ課題も
操作はスムーズで、まるで実際にヘリコプターなどで空中散歩しているみたいに爽快だ。どんどん拡大すればまるで地表に降り立ったような感覚も味わえる。

一方のGoogleマップは、Googleストリートビューのように、地表から見る風景が体験できるが、上空からの俯瞰のイメージを見れば、建物の位置関係などは、Flyoverのほうが、明らかに現在地や目的地がわかりやすい。


Apple MapのGoogleマップFlyover(左)とGoogleマップ衛星写真(右)


Google Mapsでも、現在地を俯瞰することはできるが、ここまで建物が立体的に表示されないし、地名を指定しての俯瞰表示はできない。GoogleEarthなら、Flyoverと同様の表示も可能だが、いったん別アプリを起動することが必要になる。

Flyoverで使いやすさは大きく向上した一方で、Apple Mapでは電車の経路検索がまだ非対応など実用面や、地図上に表示される情報量などはGoogle マップの方がまだまだ上なのも事実。

しかし、Apple Mapの進化はかなりの速度で進んでいる。iOS8登場に向けて、Googleマップとは違った使いやすさや便利さの向上が期待したい。