写真提供:マイナビニュース

写真拡大

●子供・年配向けには少ないスマホの選択肢フリービットは27日、見守りオプションサービス「PandAファミリー」の無料提供を開始した。同社の提供するスマートフォン「PandA」で利用できる。PandAファミリーは、子どもや年配者といった家族の安心・安全を提供するもの。GPSによる現在地チェックや居場所の通知、歩きスマホの警告、家族伝言、時間帯制限などを利用できる。同日、都内では記者説明会が開催された。

説明会には同社代表の石田宏樹氏が登壇し、概要を説明した。石田氏によれば、若年層やシニアといった世代においても近年、スマートフォン・タブレットの購入意欲が増しているという。しかし「子供スマホ」や「らくらくスマホ」を購入するしか選択肢がないのが現状。石田氏は、こうした専用スマホは"アプリがダウンロードできない"など発展性が薄く、また"保護者が設定を自由に変更できない"などの不満点がある、と指摘。その上で「消費者のニーズに応えられるスマートフォン」として同社のPandAファミリーサービスを紹介した。

●PandAファミリーの機能PandAファミリーでは、親機PandAの所有者に全権限が与えられ、子機PandAの利用を遠隔から管理できる。例えば親機で「現在地チェック」を行えば、子機の現在地が通知される。このとき子機のWi-FiやGPSがオフになっていれば、自動でオンになる仕様だ。

「利用時間制限」は、曜日と時刻を指定して子機の利用を制限できる機能。制限された時間帯に入ると、子機は緊急通話以外の機能が使えなくなる。「Google Playの利用制限設定」を使えば、子機の拡張性を残しつつ、必要に応じた制限を行える。

親機から「家族伝言」を送信すると、子機にメッセージが表示される。このとき子機側では、表示されるボタンを長押ししないと"メッセージを読んだ"ことに見なされない。メッセージを読まないと、子機側では何も操作できない状態になるという。子機がメッセージを読んだか否かは、親機側で確認できる。

●今夏には東京店も石田氏は「PandAファミリーを利用すれば、手持ちのスマートフォンがキッズスマホにも、あんしんスマホにもなる。インターネットを使いながらも、利用者に安心・安全を提供できる。家族の力を活かして、新しいインターネットライフを送っていただければ」と話した。同社では福岡、名古屋とショップ展開を行ってきた。今夏には、ようやく東京店(ATELIER東京)が開店する見込みだという。

(記事提供:AndroWire編集部)

(近藤謙太郎)