「切り取り」を選んで範囲選択をし、「完了」を押すと簡単にSNSに投稿したり保存できる。ちなみに画面はiPadでのもの。

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今やテレビ番組を見ているときに、Twitterに「実況」としてつぶやく行為はかなりの市民権を得ているような気がします。実際にやってみると他の人の感想もすぐわかるし、臨場感があってとても楽しいです。

では、電子書籍ではどうなのか。今までは小説やマンガを読んでいるときにTwitterに書き込んでも、テレビ番組と違って必ずしも同時に読んでいるわけじゃないので、具体的につぶやいた箇所がどこなのかいまいちわかりにくかったりしました。どこの箇所を読んでいるかをキャプチャしても、著作権の問題で公開するのは難しい。

そんな中で、Dモーニングがやってくれました! なんと、雑誌の公式アプリに画像の切り取り機能が搭載されたのです。しかも、その切り抜いた画像をTwitterやFacebookに投稿することまでできてしまうのです!

使い方は簡単で、読んでいて「ここだ!」と思ったら、画面をタップしてメニューを出します。「切り取り」を選び、範囲を指定。四隅にある「『」のような記号で切り取りたい箇所を設定し、「完了」をタップします。するとカメラロールに画像を保存したりプリントするだけではなく、「Twitter」や「Facebook」を選んで投稿できます。

切り取られた画像には「#Dモーニング」のクレジットが入り、投稿にも「#Dモーニング」のハッシュタグがつきます。制限はそれだけ。かなり自由に切り取って投稿することができます。試したところ、表紙とGIANT KILLINGは切り取ることができませんでした。

実際、Twitterで「#Dモーニング」を検索すると多くの人が切り取って投稿しているのがわかります。もちろんそこにコメントをつけられるわけですから、これはもうマンガを読むことの実況と言えるでしょう。

実況的な使い方では、今週から連載が始まった『ハルロック』(リンク先は読み切り版)が人気のようです。読み切りのときとは趣向が変わり(?)、女子大生による本格的な電子工作マンガ。抵抗の説明とか、わかりやすいですね!(写真の2枚目)

他の人が切り取った画像や投稿を見ていると、こういう部分を切り取っているのかーと時間がどんどん過ぎていきます。テレビと同じく、電子書籍も共有して実況するという新しい楽しみ方ができるのではないでしょうか。

とりあえず僕は実況の他に、クッキングパパのレシピを集めたオリジナルアルバムを作ろうと思います。あとでまとめるとかなり便利に! でも、これをSNS投稿するとかなりのネタばらしになるのでは……とも悩んでいたりして。いや、でも投稿しちゃいます!
(杉村 啓)

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