レフトフェンスに直撃する豪快な二塁打を放ったエース安在(宮崎北)

安在が投打に活躍!宮崎北が4強入り

 新年度となって迎えた準々決勝。 宮崎北のメンバー用紙には監督名が空欄となっていた。 宮崎北前任の岩切昭二郎監督は、3月24日の初戦(vs延岡学園)で涙するほどの大逆転勝利をおさめ、3月30日の3回戦(vs福島)までナインとともに戦った。 準々決勝では、清水一成部長、圖師崇人副部長がバトンを受け取るかたちでベンチから指揮をとったが、宮崎北ナインは今まで通りのプレーで奮闘した。

 宮崎北は中盤に先制を許すも、直後の4回裏に6番金丸が右前適時打で1点を返し、続く7番エース安在が一死満塁から左中間オーバーの走者一掃3点適時二塁打を放ち宮崎北4対2佐土原と逆転に成功した。5回表には、併殺間に1点を献上して4対3となったが、6回には再び7番エース安在が二死一塁からレフトフェンスに直撃する豪快な二塁打で5対3。 7回には1番上田が無死一塁からエンドランがかかった場面で右中越適時三塁打を放ち6対3、続く2番戸梶が前進守備の遊撃手の横を抜く中前適時打で7対3とした。

 佐土原は、最終回に無死満塁のチャンスを得たが、後続が強攻し、宮崎北の2番手溝辺投手にインフィールドフライ・三振・三振と抑え込まれた。

 準々決勝でも投打に大活躍した宮崎北のエース安在は、8回に左足に打球を受けるアクシデントがあったが、「足の痛みは試合が終わってから出てきました。次の妻戦では、監督(前任)の想いも背負って今日と同じように集中したい。」と、準決勝進出に安堵の表情をみせつつ、次戦に向けて気を引き締めていた。

 勝利した宮崎北は4月4日、妻と対戦する。

(写真・文=三角 竜之)