チョコレートはどのタイミングでもらうのが一番ときめくのか調査してみた

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世界中に40店を超える店舗を展開する、イスラエル生まれのチョコレートバー MAX BRENNER(マックス ブレナー)。日本でも昨年11月に表参道店、12月に東京スカイツリータウン・ソラマチに2号店がオープン。チョコレートとマシュマロがたっぷり載ったチョコレートピザに、ホットチョコレート、チョコレートフォンデュとチョコレート尽くしのメニューを提供する。

オープン直後は5時間待ちとも言われていた。
さすがにそろそろ行列も落ち着いただろうと思ったら……甘い! 甘すぎた!! 

店に到着したのは10時半頃。店の外にはすでに長蛇の列ができている。
1、2、3、4……えーっと、100人以上並んでます?

店の人に待ち時間を尋ねると、「だいたい3時間待ちですね」と笑顔でサラリと言われる。平日でも日中は1〜3時間待ち。土日になると、さらに混み合うという。

入り口近くでは巨大なチョコレートマシーンがぐるぐるとチョコレートドリンクをかき混ぜている。ぐーるぐるぐるぐる。たかがチョコレートのために3時間も待つのか……。ぐーるぐるぐるぐる。いや、待てない!

作戦変更。店内の物販コーナーでチョコレートを物色。パッケージはどれもさすがの可愛らしさで目を惹く。値段も500円〜2000円程度と、まあまあ手頃。

大ぶりの注射器型パッケージにチョコレートが詰まっている謎のアイテムもあった。店員さん曰く「電子レンジで10秒温めて、食べるんです。パンケーキやアイスなどにかけたり、外国の方だとそのまま召し上がる方もいらっしゃいます」。

缶入りチョコレートや板チョコ、注射器型チョコと10種類ほど買い込む。レジで「小分け用の袋は10枚でよろしいですか」と聞かれて気づく。このチョコレート、バレンタインデーにぴったりなんじゃあるいまいか。

・サイズも小ぶりで邪魔にならない(注射器型チョコを除く)
・パッケージがこじゃれているので、値段の割に高級感がある。
・「話題の店で、美味しそうだったから!」と言い訳もしやすい。

義理チョコはもちろん、義理チョコと見せかけて本命! なんてときにも使い勝手がよさそう。

こんな実験を試みた。
MAX BRENNERで購入したチョコレートを「バレンタインデーにはちょっと早いんですけど……」と周囲の男性を配ってみた。バレンタインデーのチョコレートは、どのタイミングでもらうのが一番ときめくのか、を調べるのが目的だ。

配った相手は30代〜50代。独身もいれば、既婚者もいたが総じて好感触。
「私にもらったということはいったん置いておいて、会社の後輩か何かにもらったというシチュエーションを想像してください」と言うと、「マジで!」と、さらに空気が華やぐ。いいぞ、その調子だ。

ヒアリングの結果、興味深いコメントが得られた。

「『僕がもらっちゃっていいんですか!』と思いますね。当日もらうより嬉しいかも!」(32歳・食品)
「バレンタインデー当日だと、『××さん』と声をかけられた時点で、たぶんバレンタインデーだなと構えちゃうんですよ。表向きはさりげなく対応するけど。数日前だと心の準備も何もないからびっくりするし、『この子が俺に!』と、それだけでときめく」(40歳・自営業)
「バレンタインデー当日にもらう喜びを100とするならば、数日前にもらうチョコレートの喜びは180ですね。バレンタインデー翌日になると、30に下がります」(50歳・コラムニスト)

なるほど。同じ人が同じチョコを渡すにしても、タイミングによって、ときめき度は左右するらしい。費用対効果を上げるなら、事前配布が有効。「義理チョコ?」と聞かれても、「そんなことあるわけないじゃないですかー」と言い張るのも重要だ。
(島影真奈美)

表参道ヒルズ1階にある、MAX BRENNER1号店。営業時間は11:00〜22:30(LO:22:00)、日曜〜21:30(LO21:00)。一見、空いているように見えるが店の外にずら〜〜っと行列している。お店の人によると「狙い目はラストオーダー30分前。この時間帯なら並んでいたとしても15分ぐらいで入れます」