生命戦維ってそういうことなの!?な「キルラキル」16話。話も宇宙規模になってきましたが、流子とマコは変わりません、そこがいい。

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「キルラキル」16話では、総集編を1分30秒でやりやがった。
そして、今回は世界レベルどころか宇宙レベルに話がとびました。
来たね宇宙。来るよねやっぱり。

それよりも気になるのは、なぜ美木杉の乳首はいつも光っているかです。
アニメの定番で、女の子のお風呂シーンで光が刺して、胸や局部を隠す、という演出があります。
ところが男性である美木杉の乳首は隠す必要がありません。むしろ、光ることで目立っている。
おかしいじゃないか?

●美木杉の乳首が光るわけ
今回の話で、原初生命戦維が出てきました。
今までは、人間は衣服を身にまとうことで罪を背負っている、と鬼龍院羅暁はキリスト教の創造論を語ってました。
ところが、原初生命戦維の話が出てきてからは、羅暁は手のひらを返したように、進化論の話をします。

原初生命戦維は、生物に寄生し、神経電流を食らって繁殖する寄生型エイリアン。
ようするに人間は宿主であり、家畜です。

それに対抗するためのヌーディストビーチ(反制服組織)。
でもさあ、別に服は着ていてもいいわけでしょ? REVOCS社製以外なら。
それでも脱ぐ。「脱ぐこと」が反抗の旗印だから。

進化した哺乳類である証とはなにか。ひとつが頭脳。もうひとつが、あまり生活に必要ではないパーツである男の乳首ではないか。
乳首が光ると、目が行く。
実際光っていたら、隊員達は「我々は意志を持つ哺乳類である」ということを、思い出すはず。
視聴者も「こいつ裸だ」とどうしても気になってしまう。
気になれば、それで十分意識を「脱ぐ」ことに引っ張っていることになるのです。

●人為選択と自然選択
鬼龍院羅暁と皐月様の率いるREVOCS社は、生命戦維の意志に従おうとしていることがわかりました。
それが「COVERS」。大企業を作って、世界中の人が着ている服に生命戦維をちょっとだけ混ぜ込んで寄生させている、ってかなりホラーですね。

生命戦維が人間の進化を促してきている。ということは、鬼龍院家の考え方が実現したら、新しい進化が起こる。
生命戦維だけでは生きていけないから、寄主を次の段階に進化させるのが狙いなのでしょうか。

例外が、神衣・鮮血。
鮮血は意志をもった生命戦維の服です。彼は、流子を傷つけたくない。共存を望んでいます。
今のところ、明確な意志をもった神衣は鮮血だけ。
皐月様の純潔は無理やり着ている状態ですし、羅暁の服も意識はありそうですが、知性は感じられない。
鮮血は、父親の纏博士が作った、今のところ唯一理知がある服です。

●運命の糸を断ち切ったその先
もう少し、今回のみどころをチェック!

実は簡単な服からの脱支配
ヌーディストビーチの標語がいちいち面白いのでコマ送りでチェックしてほしいのです。
「頑張ろう、脱がしてしまえばこっちのもの」
そう、ものすごい壮大な話になってますが、全ては脱げばいいだけです。
ぼくは「心の乳首に風を感じろ」が好きです。誰だこんなの考えたの。

今回のマコ理論
マコの選択がとても分かりやすい。
ヌーディストビーチのように、裸にはなりたくない。
でも、流子の友達だからどこまででもついていきたい。
このシーンは割りと視聴者の代弁でもあります。

裁縫部部長、まさかの。
裁縫部の部長、伊織糸郎。四天王以上に皐月様の側にいておかしいなあと思っていたら。まさか執事の揃三蔵の親族だとは。
揃は皐月様の関係者の中でも特別な存在です。皐月様は揃の前では何もかも明かします。
となると、伊織ともなんらかの意思疎通を行っている可能性が出てきます。

学生支配からはじまった意味
なぜ学生支配からはじまったのかが、未だに明かされません。
「制服は軍服」だから、と以前話していましたが、それに続く話が展開されていない。
このへん、どう描かれるのか注目したいところです。羅暁の動き次第でしょうか。

新OPとED
ついに変わりました。
特にOPの「運命の糸を断ち切ったその先」というフレーズ、すっごい目立ちます。
流子が自分の意志で、生命戦維の支配やいろんなしがらみや運命、あらゆる糸を断ち切る。この作品の柱になりそうです。
EDはひたすらにかわいい、マコ祭り。今までの昭和臭ふっとばしました。
やっぱりマコはヒロインですね。ヒーローは流子と皐月様です。
さあ、このマコはやくフィギュア化してください、はやく!

『Febri Vol.21』は「キルラキル」特集。
中島かずきロングインタビューもあるそうなので、こちらもお見逃しなく。

『キルラキル』BD 1巻
『キルラキル』BD 2巻
『キルラキル』BD 3巻
「キルラキル」オリジナルサウンドトラック
キルラキル ガッツのもふもふスマホケース

(たまごまご)