兼崎健太郎、プレッシャーを感じるも「素晴らしいものに」-舞台『逆転裁判』

写真拡大

カプコンは24日、東京・市ヶ谷の中央大学法科大学院の模擬法廷室にて、舞台『逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜』の発表会を開催し、成歩堂龍一役の兼崎健太郎や綾里真宵役の荻野可鈴ら主要キャストが登場した。

『逆転裁判』は、2001年にゲームボーイアドバンス用ソフトとしてカプコンから発売された”法廷バトル”ゲームで、個性的なキャラクターたちと作りこまれたシナリオが話題を呼び、シリーズ累計販売本数440万本を誇る人気シリーズ。ゲームの枠にとどまらず、法廷を舞台とした独自の作品性とその人気によって、2009年に宝塚歌劇による舞台化、2012年には三池崇史監督、成宮寛貴主演で映画化も果たしている。

舞台『逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜』は、『逆転裁判』シリーズでおなじみのヒーロー「大江戸戦士トノサマン」が上演される劇場が舞台。客席にいた主人公・成歩堂龍一と助手で霊媒師の綾里真宵が見守る中、突如、宙に吊るされていた巨大提灯が落下、そして炎上。この状況は自己なのか、事件なのか――新たな逆転劇が展開される。

発表会には兼崎や荻野に加え、御剣怜侍役の和田琢磨、矢張政志役の林明寛、糸鋸圭介役の磯貝龍虎、荷星三郎役の杉原勇武の出演キャスト6名が登壇。『逆転裁判』シリーズの大ファンだという兼崎は「大好きな『逆転裁判』で自分が成歩堂役を演じることが本当に楽しみです。舞台ならではの世界観を楽しみ、演出家の大関さんと素晴らしいものを作っていきたい」と意気込みを語るも、「それだけに本当にプレッシャーです」と本音も吐露。成歩堂の特徴的な髪型については「髪型を崩さないようにすること、地毛ですしね」と話し、笑いを誘っていた。

成歩堂の助手・綾里真宵を演じ、初のヒロインに挑戦する荻野は「一生懸命演じたい」と意欲をみせ、高身長の兼崎を見上げながら「成歩堂君の身長差に負けないような存在感でアピールしていきます」と話した。そして、杉原は「キャラクターを見て、まず体を鍛えようと思いました。そして、どうすれば毛深い人になれるのかを研究して稽古に臨みたいと思います」と、役作りへの熱意を語った。

舞台あいさつの後には、演出を手がける劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」の大関真、『逆転裁判5』ゲームプロデューサー江城元秀も登場。大関は「『逆転裁判』の世界観を再現しつつ、舞台ならではのオリジナルストーリーを展開させ、ゲームファン・演劇ファンに楽しんでもらえるような新しいエンターテインメント作品を作り上げていきます」と作品への自信をのぞかせた。そして、江城は「去年からカプコン開発陣と大関さんとこの舞台に取り組んできました。ゲームの雰囲気を壊すことなく、新たな『逆転裁判』の世界をお届けできると思います。7月25日には『逆転裁判5』が控えているので、公演と合わせて楽しんでください」と舞台とゲームの両方をアピールしていた。

舞台『逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜』は、2013年7月31日〜8月4日まで、東京・六行会ホールにて行われる。全席指定の前売券販売は6月1日よりスタートし、価格は5,800円。

(C)カプコン

(C)ADKアーツ