またまた「行動観察」に触発されたお話です。

以前、知人女性が、温泉などの脱衣場では、

「爪先立ちで歩くよ」(床が不潔だといやだから)

と言うのを聞いて、

「そこまで気にするのかあ、大げさだなあ・・・」

と思ったのですが、同じようにしてる女性って多いんですね。


スーパー銭湯での行動観察結果によれば、女性に特徴的に見られる行動として以下のようなものがあったそうです。

・脱衣場の床を爪先立ちで歩く
・洗い場のイスやオケを石鹸をつけて洗う
・サウナ内では、自分で持参したマットをお尻の下に敷く
 (マットがない場合に)

私が観察した限り、男性で上記のような行動を取る人はめったに見たことがありません。すなわち、男性と比較して、女性は「清潔さ」に非常にこだわることが明らか。

なぜか?

女性は子を産む性だからですね。

免疫力の弱い赤ちゃんを産み、育てる女性は、不潔さから来るさまざまな感染の脅威を避けるため、本能的に清潔さを求めてしまうわけです。

どうりで、不潔になりがちなトイレがきれいな飲食店は女性に受けがよく、逆に、厨房などがちょっと不潔だったりすると、どうにも許せないものを感じるんですね。

不潔な格好をした男子を嫌うのも当然!
着ている服は別に新しくなくてもよくて、きれいに洗ってあって清潔に見えるかどうかが大事なのだそうです。

なにごとにつけ基本、アバウトな私としては、

「清潔さ」

に十分気をつけたいと思いました。


『ビジネスマンのための「行動観察」入門』
(松波晴人著、講談社現代新書)

続きはこちら