ジダンのスーパーボレーから10年…当時の指揮官デル・ボスケは「芸術作品だ」

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 スペイン『マルカ』は、元レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダンが、2001−2002シーズンのチャンピオンズリーグ決勝戦で見せたボレーシュートから10年経過したと伝えた。

 2002年5月15日、スコットランドのハムデン・パークで行われたチャンピオンズリーグ決勝戦のカードは、レヴァークーゼンvsレアル・マドリード。当時、レアル・マドリードにはラウール・ゴンサレス(現アル・サッド)、ルイス・フィーゴ(引退)、ジダンらが所属。8分にラウールのゴールで先制したレアル・マドリードだが、13分にルシオ(現インテル)のヘディングで同点に追いつかれてしまう。しかし、前半終了間際、ジダンが左サイドからのクロスを左足のボレーシュートで突き刺して勝ち越しに成功。レアル・マドリードはこのまま逃げ切り、2−1で勝利。1999−2000シーズンぶりの欧州王者に輝いた。

 10年経過した今、当時レアル・マドリードを指揮していたビセンテ・デル・ボスケ監督(現スペイン代表監督)は、「ジダンのボレーシュートは一つの芸術作品。滅多に見れないスペクタクルなシーンだった」と称賛の言葉を残している。