孫さんや、亡くなったジョブス氏等「カリスマ経営者」と呼ばれる方々がいます。
功績からして賞賛されこそすれ、貶める意は全くありませんが、「働く」視点で見た場合、やはりカリスマの下で働くことは幸福なのでしょうか。

仕事柄転職相談やキャリアカウンセリング等で、「外資系企業というのはやはり実力本位で、正当に成果を評価されるので魅力に感じる」とか「日本の会社社会の情実や派閥などが嫌で外資に転職したい」という話を聞くことが少なくありません。

私は長く外資の世界におりましたが・・・・・・・全然違ってましたよ。外資系企業だけでなく、アカデミアの世界でも同じ。思い切り徒弟制度や派閥、えこひいきなんかあるのが当然だと思っています。
そもそも「正当な評価」なんかが空から降ってくると思ってる時点でマネジメントには遠いセンスのように思います。そんなものないですから。というか、自分がマネジメントになれば、「公平で正当な評価がいかに難しいか」が理解できると思います。

さてカリスマ経営者です。私はそういう方の下では働くのが苦手です。
「やりましょう!」の一言で、これまで進めてきたプランを全部ひっくり返される。デザインや設計を、きちんとプロセスに乗せて社内稟議を通してきたのに社長プレゼンでゼロからやり直す。
もちろんそれらは社長のセンスがあればこその大成功であり、部下の凡才ではおよそ成功には至らなかった可能性の方が高いのだと思いますが、、、

それでも嫌です。

続きはこちら