日本人が失ってはいけない美しい心とは?
金美齢さんの講演を聞いて、考えたこと。


先日、三島青年会議所主催で行われた、金美齢さんの講演会に伺いました。
講演のタイトルは『伝えたい 日本の心』。

日本人の心の素晴らしいところを見つめてみませんか?が趣旨。
台湾生まれの金美齢さんだからこそ、語れることも多いかと思っての参加。


震災復興のため、なぜ台湾から200億円以上もの義捐金が寄せられたか…
それは、台湾の人たちの中に、日本に感謝する気持ちがとても強いから、と彼女は語ります。
日本の支配下にあった、1895年から1945年までで、日本は多くのものを台湾にもたらしてくれた、と。

八田與一という、台湾に渡った水利技術者のエピソードを紹介し、いかに日本人が、台湾と言う地を育むのに献身的だったか、を語ってくれました。
そして、日本人が持ち合わせている心として…

向学心。
熱心。
まじめ。
公徳心。
勤勉。
仕事を大切にする。
嘘をつかない。

立て続けに、1つ1つ、ゆっくりと、言葉にしてくださいました。


これらの共通項は、何かと相対比較して「美しい」とされるものではなく、絶対的に美しい心、であるということです。



自分以外の何者かの、ほんとに些細な悪い点を指摘して、自分が相対的に“善人”になる、って、とっても簡単なんですよね。
ずっと、絶対的に“善人”であることの方がよっぽど難しいんです。


だから、子どもが

「え〜っ、○○ちゃんだってやってるのにー」

とか言いながら、自分のやりたいことを正当化しようとしたり、

「○○ちゃん、こないだ、あんなことしてたんだよ…」

という口調で、告げ口のようなことをしたりしてくるような場合は、大人はその行為を理屈抜きに遮断しなければいけません。

相対比較して、自らのポジションを優位に立たせようとする言動に他なりませんから。
これを繰り返すと、絶対優位に立つために苦労することをしない大人になってしまいますから。





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