今日は、ちょっとした仕事の進め方に関する話題を。なぜエレベータの待ち方を気にするのでしょうか? 「仕事をしたくない」というのは極端な表現ですが、要は「ちょっと考えればわかるのに」という話です。


たとえば、1Fから上のフロアへ移動しようとエレベータを待っている状況を考えてみてください。扉の正面で待っていると、何が起きるでしょうか? 待っていたエレベータが到着し、扉が開いて……人が降りてくる……すると、扉の正面で待っていたら、降りてくる人の邪魔になりますよね。 特に1Fとなると、そこに降りてくる人がいる可能性は高いでしょう。

ちょっとしたことなのですが、少し先に何がどう変わるかを想像したら、扉の正面から少し外して待つほうが、全体がスムーズに動くことがわかりますよね。

同様のことは、実は仕事のやりとりでもよくあります。

たとえば、打ち合わせの日程調整。先方からいくつかの日程が挙げらて、そのなかから自分の大丈夫な日程を3〜4つ返しますよね。

その際にあなたが「この日時とこの日時が大丈夫です」と返すと、先方が「ではこの日でいかがでしょうか」と返し、あなたが「それでいきましょう」と3通のメールが必要になります。

そうではなく、あなたが「第1希望を○月○日の○時、それがダメなら優先度順に○月○日の○時、○月○日の○時の順で」と返せば、先方が「では○月○日○時で」と、2通のメールで最終決定までもっていけます。

また別の例を。編集の仕事をしていると、直し指示をもらったり出したりすることがあります。もともと書かれている文章の意味をよく把握できない場合もあるでしょう。

その際に「ここはどういう意味ですか? よくわかりません」と赤字を入れると、先方から「こういう意味なんですよ」と説明を受け、あなたが「ではこう修正してください」と返す流れになります。


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