マツダはこれまでコンセプトモデルのCX-5を公表していましたが、ようやく市販モデルが公開されました。


このモデルよりマツダはデザインテーマを「魂動(こどう) -Soul of Motion-」としています。マツダの本来持つ「走り」への執心を、動きを感じさせせる造形として表現したもので、これまでのマツダのデザインにも通じ、さらに進化したテーマに感じられます。これまでのマツダらしさを、よりわかりやすくさらに流行に流され過ぎないよう表現しているようです。


SUV的プロポーションであることから、ある程度背の高いCX-5ですが、それをスマートに見せているのはRX-8から継承されている独立して絞り込まれたフロント・フェンダーラインなどの効果もあるようです。


フロントグリルからはじまって、リア後端へと収束するイメージのエアフローは、新しいデザインテーマでも踏襲されているようです。これらの流れのなかで造形されたサイド面は、最近の流行とは大きく違いきわめてシンプルに仕立てられています。


さらに、フロントからサイド、おそらくリヤにも回り込むアンダーガーニッシュのブラックアウト化によって、凝縮感のあるボディを表現。しかもブラックアウトながら、きわめて存在感あるパーツとなっている点も見逃せません。


ボンネット上面の張りやグリルの造形、フロントバンパーサイドの造形、ボディ下のいくつかのフラップ、そしてライト類、ミラーなど空力を徹底して意識する姿勢も見られ、ナアウトサイド、インサイドともに空気の流れを最重視しているように感じられます。


技術的には話題のスカイアクティブ・テクノロジーにより構築された、初めてのブランニュー・モデルということが大きな話題です。エンジンだけでなく、ボディ、シャシーの革新技術として、これからのマツダを担う革新技術がcx-5にふんだんに採用されているとのこと。


cx-5のワールドプレミアは、9月13-25日に開催されるフランクフルト・モーターショーとのこと。ということは、今年の東京モーターショーでも日本仕様が登場するのかもしれません。


(MATSUNAGA, Hironobu)



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