東日本大震災発生以来、東京電力の供給量が減ったということで家庭や企業など幅広く節電が呼びかけられている。さらに、静岡にある、浜岡原発が全面停止されることで、全国的な電力不足が発生するのではと予想がニュースなどでも取り上げらた。

その根拠は、これまでは電力会社がほかの地域の電力会社に余剰電力をを融通してきたが、原発の停止、休止からの復帰が困難になることで、ほかの電力会社への送電が難しくなるためだ。今年の夏も真夏日は例年より多くなるとの予想もだされており、夏場の電力不足への懸念に多くの国民が恐々としていた。

ところが、一転して電力不足を心配しなくてすむかもしれない状況がでてきた。

津波の被害を受けて停止していた福島県の東京電力広野火力発電所が7月中旬より運転再開の目途が立った。これにより5,500万キロワットと予想される夏の最大需要を上回る供給量が確保できる可能性が高まったのだ。

また、中部電力管内にあるトヨタ自動車も浜岡原発の停止による電力不足が生産に影響する可能性は少ないとしている。

現在の状況では、必要のない電力を使わないということは当たり前であり、節電が引き続き必要なことも変わりないが、生活を便利にするための電気製品を何もかも我慢することは、決して復興のためにはならない。

使うべき時は使い、必要のない時は使わない、無理のない継続した節電こそ重要だ。

電力受給は、私たちの生活に直結する問題だ。これからも電力会社の動向を見守っていく必要があるだろう。


夏の電力需要、供給力確保か 東電、広野発電所再開へ
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105120331.html



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