厚生労働省によると、現在、約3割の男性が「育児休業を取得したい」と希望している一方で、実際の取得率は1.72%にとどまっているという。この、男性の育児休業取得率を10%まで引き上げる、というのが少子高齢化対策を進める厚生労働省が掲げている目標である。

【柔軟な勤務体系を積極的に取り入れる若きイクメン】
株式会社アシスト 東日本顧客支援室 支援部 朝倉 高志
― 2001年、アシストに入社。
2009年10月より週1日の在宅勤務を開始。
プライベートではNPO法人ファザーリング・ジャパンの賛助会員となり、育児に取り組む父親としての日常をブログ(http://viker69jp.blog112.fc2.com/)やTwitter(http://twitter.com/viker69jp)で発信している。

夫の家事や育児への参加時間が、妻の就労継続や第二子の出産にも影響してくる、という統計データも厚生労働省は示している。日本の男性が家事や育児をする時間が他国と比べて低いことはいまさらな事実だが、都市部を中心に核家族化が進み、共働きも一般的になっている今日、育児はすべて妻任せでは、あまりにも女性への負担が大きい。何よりも子育てという素晴らしい体験を父親がシェアできないことは、人生体験における大きな損失だろう。

アシストは、他社と比べて特に際立った人事制度を提供しているわけではない。しかし女性社員の活躍(常務取締役3名中2名が女性)と、“産休・育児休業の取得率が100%”という数字を見ると、“女性活用”が声高に叫ばれるこのご時世において、それが実践されていることの象徴と言えるかもしれない。社員約800名のうち、女性が約230名、そのうち現在15名が出産または育児休暇をとっており、育児休業から復帰後短時間勤務をしている者が7人いる。.


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