「ディズニーがMITを買収」:本当にあった話

写真拡大

David Kravets

米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生たちはいたずら好きの伝統で知られている(日本語版記事)が、1998年4月1日には大学のホームページを乗っ取って上のページを掲載した。 Walt Disney社がMITを69億ドルで買収したというお知らせだ。

この名門大学はDisney Institute of Technology(DIT)と改名されると、プレスリリースにはあった。「買収の結果として、キャンパスは、レンガひとつひとつまで全部、オーランドのディズニーリゾートに移動する」。さらに、学部の名前も変更されるとしていた。スローン経営大学院は「Scrooge McDuck School of Management」、工学部(engineering department) は想像学部(school of “Imagineering”)だ。

大学はこの日のあいだ、このページを放置していた。「見たとたんに、これは嘘だとわかった」とMITのスポークスマンは当時述べている。「たったの69億ドル?そんな安いわけがない」

「エイプリルフールのおふざけは、この大学では非常に伝統的だ」と広報担当は述べていた。同大学でおこなわれてきた数々のいたずらは、このサイトにまとめられている。

WIRED NEWS 原文(English)

  • 『大乱闘スマッシュブラザーズX』発売記念、MITの学生が校舎を「ハッキング」2008年3月11日