キ、キムチラムネ!?“おもしろご当地ラムネ”を飲んでみた【後編】
東京ビッグサイトで行われた“ラムネ祭り”で、各地のおもしろラムネを実際に飲んで紹介するこの企画も後編へ。前編の「カレーラムネ」や「クリオネラムネ」に勝るインパクトを持ったラムネは現れるのか!? そんな期待を胸に飲んだ、さらなるツワモノたちをご紹介。
他の写真も見る: ソース+炭酸の不思議コラボ「たこ焼き風ラムネ」
まずは静岡県島田市産の「わさびらむね」。
これは静岡名産のわさびを使ったまさに“大人のラムネ”だ。薄緑色の液体は、わさびのいい香りがふんわりと漂う。飲んでもわさび特有のツーンとした感覚はなく、子供やわさび嫌いの人でも気軽に楽しめる1本だ。
次は、渋いラベルがかっこいい静岡県島田市産「烏龍茶ラムネ」。
甘いラムネと渋いウーロン茶とはミスマッチな組み合わせだが…。渡された液体は、香りも色もまさにウーロン茶そのもの。飲んでみると、意外にも結構甘い! 後味はさわやかで、ほどよくインパクトのある“お茶炭酸”という感じだった。ちなみに「カロリーゼロです」(担当者)とのことで、安心して飲めるのもうれしい。
大阪名物のたこ焼きがラムネに!? 続いて大阪府大阪市産の「たこ焼き風ラムネ」を試飲。
ソースの香りとひやしあめのような色の外見が、ラムネとはほど遠い雰囲気をかもしだす。味は甘さとしょっぱさが今はやりの“しょっぱいスイーツ”のよう!? それに炭酸が加わったなんとも言いがたい不思議な飲み口。「作り方は企業秘密」(担当者)とのことで、この不思議なラムネの秘密は解けないままだった。
そして…真っ赤な液体がいかにもあやしい大阪府大阪市産「キムチラムネ」。
担当者の「話題としておもしろいかなぁと思い、作ったんです」というコメントと笑顔に一瞬のうらめしさを感じながらも、いざ試飲へ。ラムネを口元に近づけてみると、全身から汗が吹き出るような辛味を持つキムチの香りが漂う。そっと口に含んでみると…、ラムネが! ラムネが口の中で暴れてる! 酸味と辛味、そして強めの炭酸が混じりあった、かなり刺激的なラムネ。小さなお子さんには決して飲ませないでください…。
最後は大阪で昔から愛されているみかん水をラムネにした「みかん水ラムネ」ですっきり。
みかんの味と香りが優しい、昔駄菓子屋で手にしたことのあるようなドリンクだ。「大阪で人気のみかん水をラムネのビンに入れてみたくて」(担当者)と話す、遊び心にも心がなごむ。昔なつかしい味にほっと一息つける、記者おすすめの一品だ。
春一番が吹き、あたたかい陽気になるこれからの季節、個性的なご当地ラムネで地域の味を楽しみつつ、乾いたのどを潤してみては。【東京ウォーカー/白石知沙】
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