――MySpaceでの視聴やインディーズでの活動を経て、昨年10月からの配信シングルや今回メジャーでのデビューアルバムとなりますが、先程のミュージックビデオも別にお金を掛ければいいわけではないし、インディーズならではの手作り感が出ていて非常にいいなと思っていて。ご自身の中では、インディーズとメジャーに対して意識的な違いは感じていますか?

たむらぱん:最近はもう時代が…「時代が」って言うとアレですけど(笑)、あまり違いが無いじゃないですか。それによって自分のやる作業とか、何かもの作りのやり方が変わるとか、そういうことは無いですけど。まぁ生々しい話で言えば(笑)、ジャケットでブタを被れるようになったとか、昔は出来ないことだったので。照明をちゃんと当ててもらえるとか(笑)、そういうことはかなり大きいというか、色々なことが今は何でも楽しいですね。でも何だかんだ言って1番大きいのは、うちの親とか「インディーズ」って分からないですから、「メジャー」になるという、その言葉の区切りだけでもあるのは、すごくいいなと思いますね。

――取材される機会が増えたとか、関わるスタッフの人数が増えなど、自分以外の周囲で実感する部分はありますか?

たむらぱん:ありますよ。本当に、前は私と1人とかだったので、孤独でしたよね(笑)。やっぱり色々な場の、そのプロの人と言うか、専門の人により会えるようになったというのはすごく嬉しいですね。そういう人達と話が出来ると、デザインとか、「今まで自分がやりたかったものは、こういう風にやると出来るんだ!」ということが分かったりするので。

――ライブでお客さんが増えたり。

たむらぱん:やっぱり、ありますよ。1年半前とか、お客さんが10人とか来たら「ウワァー!」という感じだったので(笑)、そういうのは感じますね。MySpaceをやったり、配信したりできるようになったというのもあったと思いますね。

――昨年10月の渋谷O-WESTも超満員で、今年3月には更に大きい渋谷DUOでもやられていましたが、今後やってみたい会場はありますか?

たむらぱん:えー!ありますよ。…武道館(小声)。声が小ちゃい(笑)。でも、やっぱり、いつかはね。

――誰に何と思われようと、口にしていくのが大事なんだと思いますよ。

たむらぱん:大事ですよね!あと、「紅白」(小声)って言ってもいいですか?(笑)。

――自分のためというより、親孝行的な。

たむらぱん:そうなんですよね。

――「笑っていいとも」とか、誰かに紹介してもらったりね。

たむらぱん:いいですねー。そういうの是非、全部やりたいですね!(笑)。