名古屋よりマイナス約10度

標高1300mの涼やかな花畑

長野県の諏訪郡原村・茅野市にまたがる「八ヶ岳農業大学校」。

その広大なキャンパス内の10ヘクタールの花畑『YATZ GARDEN(ヤッツガーデン)』で、約6.5万株のマリーゴールドが7月20日(月/祝)より見頃を迎え、7月24日(金)頃に満開となり、8月末まで楽しめる見込みです。

標高1,300mのこの高原は、名古屋で比べて気温が約マイナス10度。記録的な猛暑が予想される今年の夏こそ、涼を求めて訪れたいスポットです。

入園料は無料で、今季は10月中旬頃まで一般公開中。

数々のフラワーパークを手がけてきた塚本こなみ氏がガーデンプロデューサーを、吉谷桂子氏がガーデンデザイナーを務め、昨年の経験をもとに花の種類や植栽も見直されています。

6.5万株のマリーゴールドなど

7月後半から順に見頃を迎えます

園内は7月後半から9月にかけ、エリアごとに順番に見頃を迎えます。

主役のマリーゴールドは「てんとう虫の花畑」というエリアで、黄色とオレンジの花が大きなてんとう虫の模様を描きます。見頃は7月20日(月/祝)から8月下旬まで。

続いて7月24日(金)頃から見頃を迎えるのが「カラーズ(COLORS)」。

異なる品種の花がストライプ状に咲き誇り、今季は宿根草も取り入れ、9月下旬まで楽しめます。

8月から9月はサルビア「八ヶ岳レッドカーペット」も注目で、昨年までの赤一色に今季は白も登場。

赤は8月1日(土)頃には満開に、白は8月1日(土)から見頃を迎え、8月10日(月)から20日(木)頃に満開。どちらもも9月末まで楽しめます。

また8月中旬から9月中旬には、新設のフォトゾーンでひまわりも見頃に。

気象・環境センシングデータや生成AIを活用した生育管理により、猛暑でも花々は順調とのこと。

開花状況は天候により左右されるので、最新情報はインスタでチェックを。

実習生も小中学生も

地域の人が育てる花畑

『YATZ GARDEN』が掲げるコンセプトは「みんなで育む花畑」。

学校再生プランの一環として、キャンパス内の休耕地を活用して作られました。

花卉部門の実習生や職員はもちろん、地域の人やボランティア、そして農林体験プログラムを通じて一株一株丁寧に苗植えを手伝った小中学生まで、まさに大人も子どもも一丸となって育てあげた、農業教育の現場でもあるのです。

去年の苦い失敗を糧に

科学の力で咲かせた鮮やかな彩りを

実は昨年、同じ場所に植えたネモフィラがうまく育たず、一面を青く染められなかった苦い経験があったそうです。

経験則や推測に頼る議論から脱却して、地元の土壌分析パートナー、株式会社Henry Monitorと何百箇所にもおよぶ共同調査を行い、原因を科学的に究明しました。

判明したのは、大雨による排水不良に加え、この土地特有の火山灰土(黒ボク土)に含まれるアルミニウム成分が肥料流出をきっかけにイオン化し、根に強い毒性をもたらしていた可能性があるということ。

対策として畝を立てて排水性を確保し、校内の養鶏部門から出る鶏糞を冬の間に「鶏糞炭」へと自社加工して散布する循環型の土づくりにも取り組みました。

この学びを発展させ、今年6月には土壌研究拠点「土壌分析LABO」も新設。約40万株の花が美しく咲き揃う環境作りが続けられています。

今年は昨年より花の色が抜群にキレイと現場責任者が自信を持ってコメント。地道な土作りの成果が彩りに表れているようです。

花畑のど真ん中で味わえる

搾りたて生乳のソフトクリームも

花畑の中央には、新たにソフトクリームの販売所もオープン。

「八ヶ岳農業大学校」の乳牛から実習生が搾った、生乳100%の牛乳を使った名物ソフトクリームを、花々を眺めながらその場で味わえます。

また、事前予約なしで気軽に参加できる花畑ボランティア「ふらっとフラワーボランティア(通称ふらボラ)」も、昨年に続き今季も実施中。

花殻摘みや雑草取りを通じて、花畑作りそのものを楽しめる企画です。

花畑だけじゃなく

一日中遊んで過ごせる高原のキャンパス

『YATZ GARDEN』周辺には、総面積267ヘクタール(東京ドーム57個分)の広大なキャンパスならではの体験も充実。

熱気球で花畑と八ヶ岳連峰の大パノラマを望む「花畑気球体験」は7月25日(土)、26日(日)に開催予定。

さらに約10万本の畑から選んだとうもろこしをその場で味わう「生トウモロコシ収穫体験」も人気で、寒暖差により昨年は糖度22度を記録したそうです!

直売所では生乳100%の生ミルククッキーや、約10倍の時間をかけて燻製したプレミアムベーコン丼なども販売中。

事前予約制の「いちご博士ツアー」や、酪農体験と平飼い養鶏場をめぐる「農場ツアー」もあり、夏休みのご褒美体験にぴったり。

入園無料で駐車場600台完備

基本情報まとめ

開園期間は10月中旬頃まで(悪天候の場合は閉園の可能性あり)。

開園時間は9月13日()まで8時30分から17時30分、9月14日以降は9時から17時までで。

入園料は無料で、駐車場は600台分(無料)を用意。

車の場合は中央自動車道諏訪南ICから約15分、または小淵沢ICから約30分で、八ヶ岳農場直売所に駐車後、花畑までは車で約5分、白色の看板が目印です。

電車の場合はJR中央本線茅野駅からタクシーで約20分、またはバスで約30分の八ヶ岳中央農業実践大学校前で下車。

花畑までは徒歩約30分かかるため、事前のルート確認はお忘れなく。なお7月25日から10月12日の土日祝には、茅野駅と直売所・花畑を結ぶ観光路線バスの運行が予定されています。一部エリアはペット同伴や車いすでの入場にも対応。

猛暑が続きそうなこの夏、名古屋ICから車で2時間30分ほどの『YATZ GARDEN』へ。ソフトクリーム片手に、涼しい高原で花畑に囲まれて、心も体もリフレッシュしてみては?

店舗名:YATZ GARDEN(ヤッツガーデン)

住所:長野県諏訪郡原村17217-118八ヶ岳農業大学校

電話番号:0266-74-2111

営業時間:8:30~17:30※9/14~9:00~17:00

公式サイト:https://yatsunou.jp/garden/