「茫然自失、大の里」横綱・大の里、連敗で天を仰ぐ 藤ノ川に通算12個目の金星配給 二日目にして座布団が舞う異常事態 実況驚きと興奮

<大相撲七月場所>◇二日目◇13日◇愛知・名古屋IGアリーナ
横綱・大の里(二所ノ関)が前頭筆頭・藤ノ川(伊勢ノ海)に突き落されて連敗を喫した。前回の休場を決定づけた三月場所三日目の対戦に続く藤ノ川への金星配給は、横綱として通算12個目。まさかの連敗に大の里は天を仰ぎ、館内は二日目にして座布団が舞う異例の事態となった。
「左肩関節脱臼」による休場から2場所ぶりに本場所の土俵に戻ってきた大の里。しかし初日、苦手とする小結・義ノ富士(伊勢ヶ濱)に押し出され4敗目(不戦敗の1敗含む)を喫し、復帰初日を白星で飾ることはできなかった。
連敗は避けたい二日目だが、相手は過去に一度対戦して敗れている前頭筆頭・藤ノ川。立ち合い、正面から突いて出た大の里は一気に圧力をかけるも、深く右を差される嫌な展開。藤ノ川は時計回りに土俵を使いながら左からの突き落とし。大の里は足がついていかずに前のめりに倒れ、土俵上を転がり、土俵下に転落した。
土俵下に落ちた大の里は花道奥、遠くを見つめながら腰に手を当てて呆然。天を仰ぐと実況が「大の里、連敗。茫然自失、大の里」と声をあげた。
まさかの展開に館内は騒然。さらに二日目にして座布団が舞った。
ABEMA解説の元小結・臥牙丸は「なかなか正面に行くような身体じゃないですけど、気持ちが大きいんですね」と藤ノ川を称賛。体格差は大の里が192センチ、189キロ。対する藤ノ川は177センチ、123キロ。身長15センチ、体重66キロ差を跳ね返す大金星に館内が酔いしれた。
なお、初日に解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「立ち直ってほしい。白星しかない。一気に横綱に駆け上がってきたけど、プロの土俵は色々と経験が必要。ただ勝てばいいという世界の仕事じゃない。早く上がれば上がったですごい苦労が来る。いま、経験してると思うんですけどね……」と大の里にエールを送っていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
