「身バレ後、実家の飲食店が『聖地』になって……」同人AV「特定班」の凄まじい執念

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個人や同人サークルで撮影するアダルト動画「同人AV」。いまや同人AVは適正AVを凌ぐ勢いで激増しているのだが、そのブームの裏側では、人生を破壊されてしまった女性も少なくない。

パパ活の延長で撮影に応じてしまった高峰明帆さん(24歳・仮名)。撮影後もしばらく普段と変わらぬ生活を送っていたが、実家が営む定食屋に突如、妙な輩が出没するようになる。それは、彼女の以前のSNS投稿に原因があったかもしれず――。

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大量のDM「特定しました」

仕事に追われるなかSNSをやっている暇もなくなり、半年以上は放置。そのSNSのアプリもスマホから削除していたという。明帆さんは急に心配になり、再びSNSをインストール。そして、自分がいまどのような状況になっているのか、悪夢のような状況であることを把握して、ただただ戦慄した。

「私のSNSに大量のDMが届いていて、フォロワー数も1万を超えていました。DMには、20歳のときに撮った同人AVのことばかり書かれていました。『特定しました』という文章を始め、ここでは言えない卑猥な言葉や誹謗中傷、脅迫もありました。それらを読むだけで目の前が真っ暗になりました。高いところから突き落とされた感覚です。どうして特定されたのかも、わからなかったです。そもそも3年ほど前のことなのに、いまさらどうして……」

のちにわかるのだが、明帆さんの動画は無修正で配信されており、同人AV界隈では評判を呼んでいた。そして、同人AVマニアのなかには「特定班」が大勢おり、彼らは画像検索などを駆使して、出演女性を見つけ出すことを人生の喜びとしていた。

実はこのような特定班によって、身バレする女性が近年激増しているのだ。

「父親の定食屋さんが、そういう人たちのあいだで『聖地』と呼ばれていることも知りました。お父さんも私が何をやったのか今は知っているでしょうね。幸い勤め先の病院はSNSに書いていなかったので、変な人がやってくることはなかったのですが、いずれは特定されるんじゃないかと思うと、恐怖しかなくて、メンタルがやられました。奨学金の支払いも残っていたのですが、結局、病院もやめたんです」

仕送り続ける父に顔向けできず

配信だから大丈夫――いまでもあのときの何の保証もない甘言に流されてしまったことを、ひたすらに悔いている明帆さん。

「一番辛いのは、父親に顔向けができないことです。実家にも帰れません。それでもお父さんは私がろくに働けないことをわかっているから、毎月、一生懸命に仕送りをしてくれるんです。それが本当に申し訳なくて。いまは……そうですね。いつかほとぼりが冷めてくれることだけを願って、なんとか生きている感じです」

たしかにパパ活をしてギャラ欲しさに同人AVに出演したことは自業自得かもしれない。とはいえ、それを面白がって特定して、ひとりの人間の人生を台無しにするのは許されるのだろうか。何よりも彼女に説明をせず、無修正で動画を配信した男は断じて許されるべきではない。

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