【独自】海自哨戒機“自損”事故の費用 修理前調査に約3億円 修理全体で約20億円にのぼる見通し
グアムのアメリカ軍基地で、去年、海上自衛隊の哨戒機が駐機中に後方に移動し、損傷した事故で、修理前の調査にかかる費用だけで約3億円、修理全体にかかる費用が概算で約20億円にのぼる見通しであることが、関係者への取材でわかりました。
この事故は、去年11月、共同訓練に参加するため、グアムのアメリカ軍基地に駐機中だった海上自衛隊のP1哨戒機が、後方に移動し、防風壁と接触して機体の一部が損傷したものです。
防衛省は、31日、駐機場が機体の後方に向け傾斜していたとした上で、車輪止めを規定通りに設置せず、規格に合わない部隊作成の車輪止めを使用したことで機体が後方に移動したとみられるという調査結果を発表しました。
機体は、現在もグアムにあり、今後、現地で修理する予定だということです。
関係者によりますと、修理前の調査にかかる費用だけで約3億円、修理にかかる費用は概算で約20億円にのぼる見通しだということです。
防衛省内からは、「運用上、必要な体制は確保されているものの、ただでさえ運用可能なP1哨戒機の割合が少ない状況で1機減となると、さらに厳しい状況になるのは明らかだ」といった懸念が出ています。