朝日を背に空を舞うハクチョウ(11日午前、石川県羽咋市の邑知潟で)=菅野靖撮影

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 能登半島地震の被災地、石川県羽咋市の邑知潟(おうちがた)で、ハクチョウがシベリアから越冬のため飛来している。

 近くに住む野鳥愛好家の男性(70)によると、今季は先月10日に6羽が飛来し、現在は約800羽となった。

 邑知潟には例年、1200羽ほどのハクチョウが集まる。今年1月の地震では一斉に飛び去り、多くが戻らなかったため、今季の飛来が心配されていた。男性は「来るかどうか不安だったが、ホッとしている」と話していた。冬を越したハクチョウは、来年2月中旬ごろに北へ回帰する。