合格のきっかけは“ミュージカル”!? 八木亜希子が“フジテレビ・アナウンサー入社試験”を振り返る
俳優・ミュージシャンの松下奈緒がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko presents My Time My Story」(毎週土曜12:00〜12:25)。月替わりでゲストをお迎えして、“願いが叶ったときのこと”や“達成したときの喜び”、“心躍る瞬間”について伺っていくプログラムです。2024年11月のマンスリーゲストは、フリーアナウンサーで俳優の八木亜希子さん。この記事では「ミュージカル研究会ですごした時間」について伺った11月9日(土)放送の模様を紹介します。
◆心躍る瞬間「ミュージカル研究会ですごした時間」
松下:先週の放送では、八木さんの大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」と中学・高校時代のお話を伺いました。今週お話いただくのは、どんな瞬間でしょうか?
八木:私が“心躍った瞬間”は「ミュージカル研究会ですごした時間」です。
松下:「サウンド・オブ・ミュージック」からのミュージカル研究会!
八木:と、思うでしょう?
松下:違うんですか!?
八木:まったく意識していませんでした。本当は「サウンド・オブ・ミュージック」から“映画サークル”に入りたかったんです。
松下:そうなんですね!
八木:当時、同じ中学・高校から同じ大学に行った友人が3人いて、1人はアナウンス研究会に入りたくて、私は映画サークルに、もう1人がミュージカル研究会に入りたかったんです。
でも、たくさんサークルがあるし(1人で見学するのも)心細かったので、それぞれ見たいところに付き合って一緒に回ったんです。
それで、最初はアナウンス研究会に行きました。すごく真面目で皆さん本当にアナウンサーを目指している感じだったのですが、私はアナウンサーの仕事のことをあまり知らなくて。
松下:でも……(今は)アナウンサーですよね(笑)。
八木:今はね(笑)。そのときは、ラジオドラマをやったり……どちらかというと“アナウンサーセミナー”みたいなサークルでした。
松下:アナウンサーを目指す方しかいらっしゃらなかった?
八木:養成の場所みたいなところだったんです。“へぇ、こんなところがあるんだ、ラジオドラマも面白かったな”と思いながら、その帰りに映画サークルへ行きました。
映画サークルっていっぱいあるんですよ。1つのラウンジに10個くらいのサークル部員たちがたむろしていて、どこに行ったらいいか分からなくて。みんなから「おいでおいで」って誘われるのですが、見せられる写真が飲み会の写真ばかりで、“何か違うな”と思って(苦笑)。
松下:(笑)。
八木:それで、最後に行ったのがミュージカル研究会でした。そこでは歌ったり、練習しながら柔軟をしたり、すごくアットホームで。「おいでよ」と誘われたときに“楽しいな”と思ったんです。
松下:そのミュージカル研究会は、ミュージカルを人前で披露することを最終目標としていたんですか?
八木:そうなんです、アトリエ公演と本公演というものがあって。
松下:結構本格的ですね。
八木:本格的に年に2回やるんです。しかも、作詞も作曲も振り付けも全部オリジナルで、もちろん脚本も。
松下:すごい! もう劇団ですね。
八木:そうなんです。
松下:当時の八木さんは、歌って踊るお芝居をしたかったということでしょうか?
八木:結局……そうですね(笑)。楽しかったです。
◆アナウンサーを目指した経緯
松下:先ほど「アナウンス研究会」のお話がありましたが、そこで“アナウンサーになりたい”と思われたわけではないんですね?
八木:ないんです。意外と身の程を知っていて、就職先も“エンターテイメントに携わりたい”とは思っていたけれど、志望は制作だったんです。
松下:そうなんですね。
八木:当時、制作志望者のためのセミナーに行ったり、時事問題を勉強したりしているなかで(テレビ局の)アナウンサー試験のほうが先にあって、「会社を見られるし、面接の練習にもなるから(求人に)応募して面接に行ってきなさい」って言われたんですよ。
申し込みのハガキを出した後、アナウンサーの方の講演があって「(アナウンサーは)こういう仕事です」と聞いたときに初めて“面白そうな仕事だな”と思ったんです。
松下:そのときに!
八木:心理学科(早稲田大学第一文学部心理学専修)だったので、いろんな人にインタビューをすることがカウンセリングに通じるものがあることに気づいて、(初めて)興味がそちらに傾いたんです。
だから、ハガキを出したときは記念受験みたいな感じで申し込んだのに、(面接のときには)やる気満々で受けました(笑)。
松下:じゃあ、そこから“アナウンサーになる!”と?
八木:スイッチが入りました(笑)。OB訪問もしたり、いろいろな人に話を聞きました。
松下:すごいですね! でも(アナウンサーになるのは)狭き門じゃないですか。
八木:自分でも何が良かったのか分からないですけれど、(面接のときに)緊張してすごく声が小さかったみたいで、最後にディレクターのような人から「あなたミュージカル研究会なんだよね? ちょっと歌ってみて」と言われたんです。
そのときに、私が(フジテレビに)入ってからアナウンス部長になられる野間脩平さんからも、すごく良い声で「記念だから」と言われて、“これで終わりだしなぁ”と思って……。
松下:もう何にもとらわれることなく。
八木:私も受かるとは思っていないし、“向こうも受かると思っていないんだから”と思って、記念にちょっとステップを踏んで歌ってみたんです。そうしたら「声、出るじゃない!」と言われて……そこがポイントだったのかもしれない(笑)。
松下:ミュージカル研究会に入ったことで、アナウンサーの道が開けたんですね。
八木:本当ですね! 人生って全部つながっているんですね。
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11月9日放送分より(radiko.jpのタイムフリー) http://www.tfm.co.jp/link.php?id=9522
聴取期限 2024年11月17日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Grand Seiko presents My Time My Story
放送日時:毎週土曜 12:00〜12:25
パーソナリティ:松下奈緒
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/mystory/
(左から)松下奈緒、八木亜希子さん
◆心躍る瞬間「ミュージカル研究会ですごした時間」
松下:先週の放送では、八木さんの大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」と中学・高校時代のお話を伺いました。今週お話いただくのは、どんな瞬間でしょうか?
八木:私が“心躍った瞬間”は「ミュージカル研究会ですごした時間」です。
松下:「サウンド・オブ・ミュージック」からのミュージカル研究会!
八木:と、思うでしょう?
松下:違うんですか!?
八木:まったく意識していませんでした。本当は「サウンド・オブ・ミュージック」から“映画サークル”に入りたかったんです。
松下:そうなんですね!
八木:当時、同じ中学・高校から同じ大学に行った友人が3人いて、1人はアナウンス研究会に入りたくて、私は映画サークルに、もう1人がミュージカル研究会に入りたかったんです。
でも、たくさんサークルがあるし(1人で見学するのも)心細かったので、それぞれ見たいところに付き合って一緒に回ったんです。
それで、最初はアナウンス研究会に行きました。すごく真面目で皆さん本当にアナウンサーを目指している感じだったのですが、私はアナウンサーの仕事のことをあまり知らなくて。
松下:でも……(今は)アナウンサーですよね(笑)。
八木:今はね(笑)。そのときは、ラジオドラマをやったり……どちらかというと“アナウンサーセミナー”みたいなサークルでした。
松下:アナウンサーを目指す方しかいらっしゃらなかった?
八木:養成の場所みたいなところだったんです。“へぇ、こんなところがあるんだ、ラジオドラマも面白かったな”と思いながら、その帰りに映画サークルへ行きました。
映画サークルっていっぱいあるんですよ。1つのラウンジに10個くらいのサークル部員たちがたむろしていて、どこに行ったらいいか分からなくて。みんなから「おいでおいで」って誘われるのですが、見せられる写真が飲み会の写真ばかりで、“何か違うな”と思って(苦笑)。
松下:(笑)。
八木:それで、最後に行ったのがミュージカル研究会でした。そこでは歌ったり、練習しながら柔軟をしたり、すごくアットホームで。「おいでよ」と誘われたときに“楽しいな”と思ったんです。
松下:そのミュージカル研究会は、ミュージカルを人前で披露することを最終目標としていたんですか?
八木:そうなんです、アトリエ公演と本公演というものがあって。
松下:結構本格的ですね。
八木:本格的に年に2回やるんです。しかも、作詞も作曲も振り付けも全部オリジナルで、もちろん脚本も。
松下:すごい! もう劇団ですね。
八木:そうなんです。
松下:当時の八木さんは、歌って踊るお芝居をしたかったということでしょうか?
八木:結局……そうですね(笑)。楽しかったです。
◆アナウンサーを目指した経緯
松下:先ほど「アナウンス研究会」のお話がありましたが、そこで“アナウンサーになりたい”と思われたわけではないんですね?
八木:ないんです。意外と身の程を知っていて、就職先も“エンターテイメントに携わりたい”とは思っていたけれど、志望は制作だったんです。
松下:そうなんですね。
八木:当時、制作志望者のためのセミナーに行ったり、時事問題を勉強したりしているなかで(テレビ局の)アナウンサー試験のほうが先にあって、「会社を見られるし、面接の練習にもなるから(求人に)応募して面接に行ってきなさい」って言われたんですよ。
申し込みのハガキを出した後、アナウンサーの方の講演があって「(アナウンサーは)こういう仕事です」と聞いたときに初めて“面白そうな仕事だな”と思ったんです。
松下:そのときに!
八木:心理学科(早稲田大学第一文学部心理学専修)だったので、いろんな人にインタビューをすることがカウンセリングに通じるものがあることに気づいて、(初めて)興味がそちらに傾いたんです。
だから、ハガキを出したときは記念受験みたいな感じで申し込んだのに、(面接のときには)やる気満々で受けました(笑)。
松下:じゃあ、そこから“アナウンサーになる!”と?
八木:スイッチが入りました(笑)。OB訪問もしたり、いろいろな人に話を聞きました。
松下:すごいですね! でも(アナウンサーになるのは)狭き門じゃないですか。
八木:自分でも何が良かったのか分からないですけれど、(面接のときに)緊張してすごく声が小さかったみたいで、最後にディレクターのような人から「あなたミュージカル研究会なんだよね? ちょっと歌ってみて」と言われたんです。
そのときに、私が(フジテレビに)入ってからアナウンス部長になられる野間脩平さんからも、すごく良い声で「記念だから」と言われて、“これで終わりだしなぁ”と思って……。
松下:もう何にもとらわれることなく。
八木:私も受かるとは思っていないし、“向こうも受かると思っていないんだから”と思って、記念にちょっとステップを踏んで歌ってみたんです。そうしたら「声、出るじゃない!」と言われて……そこがポイントだったのかもしれない(笑)。
松下:ミュージカル研究会に入ったことで、アナウンサーの道が開けたんですね。
八木:本当ですね! 人生って全部つながっているんですね。
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11月9日放送分より(radiko.jpのタイムフリー) http://www.tfm.co.jp/link.php?id=9522
聴取期限 2024年11月17日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Grand Seiko presents My Time My Story
放送日時:毎週土曜 12:00〜12:25
パーソナリティ:松下奈緒
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/mystory/