スポニチ

写真拡大

 漫画家のやくみつる氏(65)が9日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に生出演。5日に発表された「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語に入らず驚いた言葉について語った。

 やく氏は同賞の選考委員を務めているが、「自分がこれは入れたいなと思って入れられなかったのもありますし」と打ち明けた。

 その一つとしてユニクロの柳井正会長の「このままでは日本人は滅びる」があったとし、「あれはのちのち残っていく言葉じゃないのかな。思想的な言葉ではなくて、日本の生産性が落ちてきたりとか、教育が荒廃してきちゃったりとか、いろんなことを懸念されておっしゃったことなので、これは重要な警句ではなかったかなという気がしました」とコメント。

 さらに相撲界で大の里が大関に昇進した際の「ちょんまげ大関」も候補に入れたかったというが、「たぶん九州場所だけ。さすがに初場所では大銀杏(おおいちょう)が結えると思いますし」と説明した。

 五輪関係では、パリ五輪の射撃混合エアピストルに特別な装備を着けずに出場して銀メダルを獲得し、世界的話題となったトルコのユスフ・ディケチに対する「無課金おじさん」が選ばれず、「他のオリンピックにはねのけられてしまいました」と残念そう。

 「これね、なぜ“無課金おじさん”が入らなかったのか。私は推したんですけどね」と語ると、「今お手持ちの携帯で、“1964年 東京五輪 切手 射撃”これを検索ワードに検索していただいて画像検索していただく。無課金おじさんが出てきます」と驚きの事実を明かした。

 実際にナイツが検索してみると、ディケチと同じようなポーズで射撃を行う人物の切手の画像が現れた。「もう前のオリンピック、64年のオリンピックで無課金おじさん出ています。なのでこれは古い」とやく氏。

 土屋伸之が「射撃は昔はあのスタイルで」と驚いたように話すと、やく氏は「本当にまさにあのトルコの選手の形まんまなんですよね」。塙宣之は「そりゃ入らなかったですね」と納得したように話した。