公式練習で調整する鍵山優真(撮影・堀内翔)

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 「フィギュアスケート・NHK杯」(9日、国立代々木競技場第一体育館)

 午後のフリーに向けて男子の公式練習が行われ、ショートプログラム(SP)首位で今季のグランプリ(GP)シリーズ初戦の鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=が、2連覇に向けて氷の感触を確かめた。

 大会前日の練習では習得中の4回転ルッツを着氷し、SPでも4回転2種を着氷。好調ぶりをアピールしてきたが、この日の練習はジャンプに苦戦した。フリーの曲かけでは4回転サルコーを降りたが、単独の4回転トーループでは手をついた。その後の4回転トーループで回転が抜けるなどミスが続いた。ただ、終盤に4回転−3回転の連続トーループで修正していた。練習全体では4回転フリップも含めて4回転3種を降りた。

 SP2位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は、曲かけの4回転ループで転倒したが、曲かけ後に再びトライし、着氷は乱れたが降りた。

 SP3位の壺井達也(シスメックス)は曲かけの4回転サルコーで転倒も、4回転サルコー−2回転トーループの連続ジャンプを降りた。

 男子フリーは16時35分から行われる。