主役級の一足が豊作! 定番&傑作スニーカーのアレンジ&コラボ3足【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
毎シーズン新作が登場するスニーカー。そのなかでも、ここではいわゆる「定番」や「名作」と呼ばれるモデルの新色や限定モデルに注目する。ほかとは一味違う一足を探している人こそ見逃せない、変わらぬ良さとトレンドポイントを兼ね備えた注目の3足をご覧あれ!
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スニーカーのなかには、ファンからも根強い支持を集める「マスターピース」的位置づけのモデルやシリーズがある。それは時代を超えても愛され続けるデザイン面の魅力ゆえだが、いわゆる「定番」だからこそ、その新色や限定モデルにはシーズンを代表する個性の強いシューズが多いとIwataさんは語る。
「例えばアディダスの『サンバ』は、室内フットボール用シューズとして発売されて以来、人気なシリーズ。シルエットは定番ですが、ここ何年かでカラーリングのバリエーションが大きく増え、男女問わずファッションアイコンのひとつに。街中で目にする事も多々あります。本モデルはこれからの季節にぴったりなカラーリング。大人な『サンバ』としてオススメですね」
また、新色スニーカーのほかにも、他ブランドや気鋭デザイナーとのコラボで特別感をプラスしたスニーカーも見逃せない。
「ワンスターと言えば、オールスターと並ぶコンバースの代表シリーズ。今回の『 Schott』コラボにはヴィンテージのライダースジャケットを想起させる茶芯レザーを使い、両社の特徴を落とし込んだ唯一無二なデザインが魅力的です。また、アシックスも、ラインのカラーなどを今どきにアップデートしたモデルが続々リリース、スニーカー好きの注目を集めていますね」
スタイリスト Ryosuke Iwataさん
フォーマルからカジュアルまで幅広いスタイリングを得意とする。自身もスニーカー好きで、最近はトラッドなモデルやダッドシューズなどがお気に入り
1. ライダースジャケットを想起させる特別な「ワンスター」
コンバース
「ONE STAR Z Schott」(2万9700円)
デニムにもジャケットにも、あらゆるスタイルに合う汎用性の高い一足。洗練されたブラックカラーも美しいです。履きこむことで表情も変わるので、普段のワードローブとしてもオススメ(Ryosukeさん)
アメリカの老舗ブランド・ショットとのコラボした一足。ショットのライダースジャケットの代名詞でもある、通称「ワンスター」とコンバースの「ワンスター」それぞれのデザインディテールが融合しており、履き込むことで表情が変わるエイジングレザーが好印象だ。
▲インソールには各ロゴを配置。今年で創業111周年を迎えるショットにとって1(ワン)が続くメモリアルイヤーにふさわしい一足だ
▲センタージップにはショットのライダースジャケットに使用されているものと同じジップを採用。両ブランドのファンにはたまらない!
2. 高いデザイン性と機能性を併せ持った今シーズンの意欲作
アシックス
「UB8-S GT-2160」(2万900円)
スラックスなどの綺麗めのパンツに合わせることで、このスポーティさが「外し」としてスパイスになり、一気にスタイリングに玄人感を醸し出してくれます。履き心地ももちろん◎(Ryosukeさん)
気鋭のデザイナー「キコ・コスタディノフ」のスタジオとアシックススポーツスタイル開発チームによるキュレーションモデル。美濃焼からインスピレーションを得てデザインされており、やわらかな質感と釉薬のような配色に、工芸作品さながらの魅力が表現されている。
▲ランニングシューズの「GT-2000」シリーズを踏襲しておりソールパターンも機能的。アーチ部分のグラデーションパーツがユニーク
▲アシックスのクッショニング技術「GELテクノロジー」も採用。着地の衝撃を吸収してくれるので、歩行時も走行時も軽快だ
3. FWシーズンの装いにマッチするイタリアンレザーのサンバ
アディダス オリジナルス
「サンバ メイド イン イタリー バケッタ タン」(5万5000円)
イタリアンレザーの質感と色味にレトロ調なセイルカラーのスリーストライプスが美しいです。大人な男性にこそ、足元のドレスアップにぜひトライして欲しい一足ですね(Ryosukeさん)
1950年代にフットボールスパイクとしてデビューした歴史ある「サンバ」のニューモデル。アッパーにはイタリアの職人が丁寧に生産した高品質な「バケッタレザー」を使用しており、スニーカーらしいスポーティさと上質な高級感を兼ね備えた一足に仕上がっている。
▲シューズのヒール部分には、イタリアンレザーや「メインドインイタリー」を思わせる緑、白、赤の3カラーのステッチをレイアウト
▲レザーに押されたSAMBAのロゴや同じくレザー製のスリーストライプス、ステッチに至るまで丁寧なディティールが所有感をくすぐる
※2024年10月4日発売「GoodsPress」11月号74-75ページの記事をもとに構成しています<取材・文/島田優太 写真/湯浅立志(Y2)>
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