【裁判】妻子殺害の男「罪から逃れられるのでは」 逮捕後に“妻が娘を殺した”と供述 《新潟》
妻と娘を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判です。逮捕後、「娘を殺したのは妻だ」と供述した理由について「罪から逃れられるのではないかと思った」などと証言しました。
新潟市南区の元看護師・渡辺健被告は2021年、妻と当時1歳だった娘の首をロープで絞め、殺害した罪などに問われています。
これまでの裁判で、渡辺被告は妻の首をロープで絞め、殺害したあと、その様子を見ていた娘も殺害したことが明らかになっています。
検察側の主張によると逮捕後、「娘を殺したのは妻だ」と供述していたという渡辺被告。その理由について、次のように証言しました。
(渡辺健被告)
「逃げたくなった。罪から逃れられるのではないかと思った」
また、妻を殺害後、ロープを階段の手すりに結ぶなど自殺に見せかけようとしたことが明らかになっています。
ロープを選んだ理由については「確実に殺害した上で自殺に見せかけるためだった」ことが明らかになりました。
不倫相手との関係を続けるため妻と娘を殺害し自殺に見せかけようとした渡辺被告。責任の取り方を問われると。
(渡辺健被告)
「どのような判決でも受け止め、責任を取ろうと思っています」
裁判は11月12日に結審し、判決は22日に言い渡されます。