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「蒸し」も「焼き」も“ボタン一つ”で

出店ラッシュのうなぎ店が、名古屋市中川区にあると聞いて伺いました。

【写真を見る】企業秘密の機械で“お得なうなぎ”「蒸し」も「焼き」もボタン一つで “職人いらず”のうなぎ店 全国に300店舗

(平岩絢人記者)
「メニューを見ると…メインはうな重。外国人向けの表示も」

名古屋市中川区にことし9月オープンした「鰻の成瀬」。メニューのうな重はうなぎの脂が少なくあっさりとした「並」と、一番人気の「上」、さらには厳選された国産うなぎの「特上」の3種類。

最も安い「並うな重(梅)」はうなぎが半尾で1600円、1尾が丸々のったものは「並うな重(松)」は2600円と、老舗うなぎ店のほぼ半額で提供しています。

(平岩記者)
「下のご飯が見えないほどうなぎが敷きつめられています。肉厚です。皮の香ばしさもあって、身も柔らかい。2600円で食べられるのは破格の安さ」

専用の機械で“職人いらず”

こちらの店の安さの秘密は…

(鰻の成瀬 名古屋中川店 掛橋辰巳オーナー)
「職人が不要で、ボタン一つで調理が完結する“専用の機械”を導入しています」

安さを実現させるのは企業秘密の機械。「蒸し」や「焼き」がボタンひとつで完了し、人件費の圧縮だけでなく、飲食店で働いたことがないスタッフでも、プロ級の仕上がりになるといいます。さらに。

(掛橋オーナー)
「ご注文いただいてから5分ほどで提供可能となっています」

提供するまでの時間を早めることで、客の回転効率を上げているのです。さらに出店する場所にも工夫が。閉店した飲食店などの居抜き物件を活用し、開店資金を安く抑えています。

(客)
「ふわふわですごく柔らかくておいしい。安いですね、お手頃に食べられて。近かったので、また来ようかなと思う」

「うなぎを身近な存在に」

全国で急拡大する「鰻の成瀬」は11月9日の、大阪や鳥取など5店舗同時オープンで300店舗に到達します。代表は今後の展望について。

(フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘代表)
「海外への展開も、今後加速度的に進めていきたい。将来的には400店舗がひとつの目標。われわれとしては、うなぎを身近に楽しんでもらいたい」