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同性婚が認められていないのは憲法に違反するとして同性カップルらが国を訴えている裁判で、原告側は8日、訴えを退けた東京高裁の判決を不服として、最高裁に上告しました。

同性婚をめぐっては全国各地で同性婚を認めていない現在の民法などの規定が憲法に違反するとして、国に損害賠償を求めて集団訴訟をしています。

このうち、都内などに住む同性カップルら7人が訴えた裁判では、先月30日、東京高裁が「性的指向により差別的な取り扱いをするものだ」として同性婚を認めていない現在の民法などの規定について「憲法に違反する」と判断した一方、賠償を求めた訴えは退ける判決を言い渡しました。

原告側は8日会見を開き、この判決を不服として最高裁に上告したと明らかにしました。

原告の小川葉子さんは会見で、「高裁判決ではかなり踏み込んだ判決が出たと思っているが、まだ不十分な点が多い」「これからの若い世代が同性と結婚できる希望を持てる国になってほしい」と話しました。