元妻「覚醒剤入手を頼まれた」 和歌山、資産家殺害公判で説明
2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん=当時(77)=に覚醒剤を摂取させ殺害したとして、殺人罪に問われた元妻須藤早貴被告(28)の裁判員裁判は、8日午後も和歌山地裁で被告人質問が続いた。被告は、野崎さんから「覚醒剤を買ってほしい」と頼まれ、その後自身で密売人と接触したと説明した。
弁護側の質問に、被告は18年4月ごろ野崎さんから覚醒剤の入手を頼まれ、直後に20万円を受け取ったと供述。数日放置したところ、野崎さんから催促され、同月8日に田辺市内で密売人から封筒を受け取ったとした。