両親はまだ若いと思って「敬老の日」になにもしませんでしたが、同世代の友人がお祝いをしており驚きました。「敬老」って何歳からなのでしょうか? また、どのように祝うのでしょうか?

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今年の敬老の日に、両親へのお祝いをしたという人もいれば、なにもしなかったという人もいるでしょう。なにもしなかった人のなかには、友人など周りがお祝いをしたと聞いて、来年はきちんとお祝いをしようと考える人もいるでしょう。 敬老の日のお祝いをする年齢はいつからなのか明確な決まりはありませんが、65歳くらいからお祝いをする人が多い傾向です。そこで本記事では、敬老の日は何歳からお祝いするべきかについて解説します。どのようにお祝いするかについても紹介しますので、参考にしてください。

敬老の日は何歳から祝うのか

敬老の日は、毎年9月の第3月曜日です。何歳から祝ったらよいかは、特に決まりがありません。
目安となる年齢について、株式会社オースタンス シニアDXラボ調べ「日常生活・消費行動に関するアンケート」(調査日:2024年9月、調査対象:「趣味人倶楽部」60歳以上の会員401人)によると、敬老の日は65歳以降に祝われる側になることが多いと分かりました。
一方で、シニア自身は敬老の日の対象となる年齢は平均71.9歳であると自覚しています。つまり、シニアの想定よりも若い年齢で敬老の日を祝われると感じているようです。
敬老の日に両親をお祝いする場合は65歳が目安となるものの、65歳を過ぎたら必ず祝わなくてはならないとはかぎりません。65歳以降も仕事を続けている人のなかには、まだ敬老の日を祝われたくないと考える人もいるでしょう。本人が嫌がる場合は、無理に祝う必要はありません。
敬老の日を祝う目安としては、定年退職した・孫ができたなどの節目がきっかけとしてもよいでしょう。両親を敬う気持ちを持ちつつ、敬老の日をお祝いしてください。

 

敬老の日の祝い方

敬老の日を祝おうと決めても、どのように敬老の日を祝ったらよいか、迷う人もいるでしょう。敬老の日の祝い方はさまざまで、お金や時間がかかるものから、真心をプレゼントするものまでさまざまです。もしお金がかかるお祝いをしたいと考えている場合は、今のうちから費用を貯めておくとよいでしょう。
本項では、敬老の日の祝い方について解説します。両親が喜んでくれるお祝い方法を知りたい人は参考にしてください。

 

贈り物をする

お祝いの気持ちをプレゼントに託して渡すとよいでしょう。株式会社オースタンス シニアDXラボの同アンケートによると、敬老の日にもらってうれしいプレゼントの上位には、以下のものがあります。
 

・お菓子やお酒などの食品
・通販に使えるギフト券
・商品券

食品やお酒は、プレゼントしてくれた人と一緒に楽しめるといった理由で人気です。ギフト券や商品券のような、実用的なプレゼントも望まれていると分かりました。

 

ホームパーティーをする

両親を自宅に招くか、実家に出向いてホームパーティーをするのもよいでしょう。手作りの料理をふるまえば、費用もおさえられます。両親は孫とゆっくり話したり一緒に料理を作ったりなどできれば、思い出も作れて喜ばれるでしょう。

 

レストラン等で食事する

格式の高いレストランや料亭などで食事をすると、特別感を演出できます。高齢になると外食をする機会が減るかもしれないため、子どもに誘ってもらったら喜ばれるでしょう。
ただし、手料理をふるまうホームパーティーと違い、費用はかかります。また、人気のレストランは予約が取りにくいこともあるため、早めに準備しておくとよいでしょう。

 

旅行に連れていく

敬老の日は気候のよい秋で、シルバーウイークでもあるため、絶好の行楽シーズンといえます。そこで、両親を連れて旅行に行くのもよいでしょう。ただし、旅行をするには費用がかかります。両親が行きたい場所や興味のあることをリサーチし、どれくらいの費用がかかるかを計算して早めに準備しておきましょう。

 

手紙や電話で連絡する

心のこもった手紙や直接声が聞ける電話で、お祝いの言葉をプレゼントしましょう。特に、遠くに住んでいてなかなか会えない場合は、メールやSNS等でお祝いするよりも喜ばれるでしょう。お祝いを用意する予算がない場合には、ぜひ検討してみてください。

 

敬老の日のお祝いの相場

敬老の日にはさまざまなお祝い方法があると説明しましたが、相場はいくらくらいなのでしょうか?グルーヴ株式会社の「敬老の日に関するアンケート調査(調査対象:20代~50代の男女計300名)」によると、4000~5000円の金額でお祝いをする方が最も多い結果となりました。
次いで、2000~3000円、3000~4000円の順に割合であり、多くの人は5000円以上の金額はかけていないようです。アンケート結果から読み取れるように、あまり大きな金額をかけずに手頃なお祝いでも喜ばれる可能性は高いのではないでしょうか。
 

両親の気持ちを考えて敬老の日をお祝いしよう

敬老の日をお祝いする年齢として、65歳からが一般的といえます。しかし、親がまだ働いていたり孫がいなかったりすると、敬老の日をお祝いされる年齢ではないと感じているシニアも多いです。年齢だけにとらわれず、相手の気持ちを考えてお祝いするとよいでしょう。
お祝いの方法としては、プレゼントしたり旅行に行ったりなど、さまざまな方法があります。費用がかかるものでお祝いしたい場合は、予算がいくらくらいになるかを事前に調べておき、お金を貯めていくとよいでしょう。

 

出典

株式会社オースタンス シニアDXラボ 日常生活・消費行動に関するアンケート(PR TIMES)
グルーヴ株式会社 敬老の日.jp 敬老の日ギフトにかけてもいい金額はいくらですか?みんなの予算を聞いてみました!(敬老の日に関するアンケート調査)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー